イクソラ・コッキネア|ミャンマーの国花の一つ
ミャンマーの国花の一つ
- 花名イクソラ・コッキネア|ミャンマーの国花の一つ
- 学名Ixora coccinea
- 別名ベニバナサンタンカ, Ixora coccinea, Scarlet jngleflame, jungle geranium, 紅花山丹花, イクソラ, アカバナサンタンカ, Ixora, coccinea, イクソラ・コッキネア
- 原産地インド
- 開花場所亜熱帯地域, 沖縄
- 開花期1月, 2月, 3月, 4月, 5月, 6月, 7月, 8月, 9月, 10月, 11月, 12月
- 花言葉張り切る
イクソラ・コッキネア|ミャンマーの国花の一つとは
イクソラ・コッキネア(学名:Ixora coccinea)は、インド原産でアカネ科サンタンカ属の熱帯性常緑低木です。サンタンカの仲間で、和名をベニバナサンタンカ(紅花山丹花)と言います。葉は小さくて細長い。散房花序を伸ばし、橙色や桃色の小花を多数つけます。花冠は車形で先端が4裂します。花後に赤い小さな果実がなり、日が経つにつれ黒熟します。
サンタンカ属の花
サンタンカと言っても種類が多く、産地や葉の大きさ、花の大きさ、花弁の形、鼻色などが異なります。ここで、サンタンカ属の花を幾つか記載しておきます。
●サンタンカ(山丹花、学名:Ixora chinensis)ー丸みのある花弁を持った小花を咲かせる。
中国原産で、集散花序を伸ばし丸みのある赤橙色の小花を20~30輪纏めて半球状に咲かせます。
●イクソラ・コッキネア(Ixora-coccinea)は、花被片の先端が尖った楕円形であることや葉が小さい。
インド原産、散房花序を伸ばしそこに十字型で橙色や桃色の小花を咲かせます。
●イクソラ・ダッフィー(学名:Ixora duffii)は、スマトラ島原産で、さらに大きな鮮紅色の花を咲かせ、花弁が幅広で丸みを帯び、大きな幅広の葉を持つ。
●イクソラ・マクロティルサ(学名:Ixora macrothyrsa)は、セレベス島原産種でスリナムの国花とされ、キングイクソラ(king ixora )や、アフリカイクソラとも呼ばれる。
●キバナサンタンカ(学名:Ixora coccinea lutea、別名:Yellow flame of the woods、Yellow ixora)は、コッキネアの黄色花を咲かせる品種です。
●シロバナサンタンカ(学名:Ixora parviflora、英名:White ixora)は、白花を咲かせます。
イクソラ・コッキネアはミャンマーの国花の一つ
イクソラ・コッキネアは、サラノキや、カリンと同様、ミャンマーの国花の一つとされます。種小名の'coccinea'とは、「鮮やかな紅色の」と言う意味です。
属名のイクソラについて
属名の'Ixora'とは、説明が長くなりますが以下のようなものと推測されます。
サンスクリット語(現代のヒンズー語の古語?)でヒンズー教の神「Deus shiva(シヴァ)」を、ポルトガル語に翻訳すると「Ixora」。花の原産地がインドであるだけにシヴァ神に捧げられる花だったのでしょう。何故、ポルトガル語なのかは、インドに最初に到着した西洋の国がポルトガルだったためで、1498年にヴァスコ・ダ・ガマの艦隊が要塞を築いて滞在し、現地語を翻訳したからと言われます。英国がインドに到着したのはその後約100年経った1600年で、東インド会社を設立しました。
従って、インドにおける最初の西洋語は英語ではありませんでした。イクソラ・コッキネアの花言葉は、「張り切る」。燃えるように咲く花を見るとそんな気がしてきますね。
一般名:イクソラ・コッキネア(Ixora coccinea) 、学名:Ixora coccinea(イクソラ・コッキネア) 、国花:ミャンマー、別名:アカバナサンタンカ、ベニバナサンタンカ(紅花山丹花)、Scarlet jngleflame、,jungle geranium、 flame of the woods 、jungle flame、分類名:植物界被子植物真正双子葉類リンドウ目アカネ科サンタンカ属(イクソラ属) 、原産地:インド 、樹高:100~300cm、葉序:対生、葉形:披針形、葉縁:全縁、放射相称花、花序形:散房花序、花の出る場所:茎頂と葉腋、花色:橙・黄・桃、開花期:周年(特に、5月~8月) 、用途:切り花、鉢植え、庭植え。