サネカズラ

Kadsura japonica

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  • 花名
    サネカズラ
  • 学名
    Kadsura japonica
  • 別名ビナンカズラ, 美男葛, ビジンカズラ, 美人葛, ビンツケカズラ, 鬢付葛
  • 原産地朝鮮半島、中国、台湾、日本
  • 開花場所庭, 盆栽
  • 開花期7月, 8月
  • 花言葉「再会」、「好機」

サネカズラとは

サネカズラ(実葛、学名:Kadsura japonica)は、朝鮮半島、中国、台湾、日本原産で、マツブサ科サネカズラ属の常緑蔓性本木です。別名でビナンカズラ(美男葛)、ビジンカズラ(美人葛)、ビンツケカズラ(鬢付葛)とも呼ばれます。
関東~沖縄の温暖な山野の林縁に生えます。 蔓長3m~7mになり、他の木や金網のフェンスなどにつるで巻き付いています。樹皮は灰褐色で古くなるとコルク質で覆われます。 若枝は粘液を含んでいます。 葉は長楕円形~卵形で、葉には光沢がありやや皮質です。雌雄異株または同株です。
7月~8月に黄白色の花弁と萼が区別できない鐘形の径1.5cmほどの花を一輪下向きに咲かせます。 雌花は、花の中心に薄緑色の雌蕊が10本以上球状に付きます。雄花は花の中心に紅色の雄蕊が多数あり球状に付きます。
10月~11月に、雌花には赤く艶のある球形をした美しい果実が集合して成ります。 赤い果実は美味しそうに見えますが、美味しくないので食用とはしません。乾燥させた果実は滋養強壮、鎮咳効果あるとされチョウセンゴミシの代用として漢方に使われます。


サネカズラの和名の由来


サネカズラ(実葛)とは、サネ=果実が美しいカズラ(葛)という意味です。
別名のビンツケカズラ(鬢付葛)や、ビナンカズラ(美男葛)という名前は、昔、武士が蔓に含まれる粘液を煮た汁で髪を整えたことに拠ります。


万葉集とサネカズラ


サネカズラは「佐奈葛(さねかずら)」という名前で万葉集で詠われています。


万葉集 第10巻 2296番歌


作者:作者不詳
題詞:寄黄葉


原文


足引乃 山佐奈葛 黄變及 妹尓不相哉 吾戀将居



あしひきの 山さな葛 もみつまで 妹に逢はずや 我が恋ひ居らむ


意味


サネカズラ(の実)が 赤く色づくまで あの娘に逢えないだろうが 私は恋しく思っておりましょう。


サネカズラの花言葉


「再会」、「好機」

一般名:サネカズラ(実葛)、学名:Kadsura japonica、別名:ビナンカズラ(美男葛)、ビジンカズラ(美人葛)、ビンツケカズラ(鬢付葛)、分類名:植物界被子植物アウストロバイレヤ目マツブサ科サネカズラ属 、原産地:朝鮮半島、中国南部、台湾、日本、生息分布:関東~沖縄の日本、環境:温暖な山野の林縁 、蔓長:3m~7m、樹皮:灰褐色でコルク質で被覆される、雌雄異株、葉形:長楕円形~卵形、葉質:やや皮質で光沢有、葉縁:小さな歯牙、雌雄異株または同株、開花期:7月~8月、花序形:単生、花形:鐘形、花径:1.5cm、花色:黄白色、花の咲き方:雄花も雌花も1花を下向きに咲かせる、花被片数:8~17枚、果実色:赤、成実期:10月~11月、果実型:液果の集合果、果実径:2~3cm、果実形:球形、種子長:0.5cm、種子形:腎臓形、用途:庭木、盆栽、公園樹、壁面緑化、ベランダ、果実は飾りや漢方(滋養強壮、鎮咳効果)に。


  • アウストロバイレヤ
  • マツブサ
  • サネカズラ
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  • 花のタイプ
    放射相称花
  • 花序
    単頂花序
  • 花冠
    鐘形
  • 葉形
    長楕円形
  • 葉縁
    歯状
  • 生活型常緑蔓性中高木
  • 花の色黄 薄黄
  • 葉の色
  • 実の色
  • 高さ300.0 ~ 700.0 cm
  • 花径1.5 ~ 1.5 cm

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