ウツボグサ
- 花名ウツボグサ
- 学名Prunella vulgaris subsp. asiatica
- 別名靫草, 日本夏枯草, プルネラ, Utsubo-gusa, Asian self-heal
- 原産地中国、日本、台湾、朝鮮、インド等の北半球
- 開花場所野原・畦道
- 開花期5月, 6月
- 花言葉協調性
ウツボグサとは
ウツボグサ(靫草、学名:Prunella vulgaris subsp. asiatica)は、中国、日本、台湾、朝鮮、インドの北半球原産で、シソ科ウツボグサ属の多年草「セイヨウウツボグサ」の1亜種です。北海道から九州の草地や山野の陽の当たる場所に自生します。
茎は地上で匍匐し、節には長いひげ根があります。茎は4稜で斜上後に直立します。披針形の葉が茎に対生して付きます。夏に、花茎からウツボ(靫)*1)に似た穂状花序を伸ばし周りに花萼を付けるために苞を準備します。1つの苞には3つの萼が収まります。1つの萼に1つの花を咲かせます。花は先端が口唇形をした筒状花です。口唇形の内、上唇は兜状で、下唇は3裂します。藤色の花や花穂には毛があります。
和名の'靭草'とは、花穂の形が靫に似ていることに因みます。属名の 'Prunella' は '扁桃腺炎'を意味します。欧州では、'うがい薬'として用いられた為、'セルフヒール(Self heal)'という英名が付けられました。
中国では、夏に花が枯れるので、カゴソウ(夏枯草)と名付けられました。半乾燥した果穂や全草が漢方薬となり、口内炎や扁桃炎への薬効や、利尿・消炎・殺菌作用があるとされます。
花言葉は「協調性」。短い花穂の周囲に密に苞を用意し、各苞内に3個づつ花冠(花・萼)を咲かせ、花後は各萼に4個ずつ分果を成らせます。また、花枯後には、基部から匍匐枝を伸ばし増殖します。これら一連の効率良さが、花言葉の'協調性'というイメージの元となりました。白花を咲かせる'シロバナウツボグサ'もあります。 *1)昔、武士が矢を入れて背負った竹製の筒。
一般名:ウツボグサ(靫草) 、学名:Prunella vulgaris subsp. asiatica 、別名:カゴソウまたはカコソウ(夏枯草)、プルネラ、Utsubo-gusa、Asian self-heal、分類名:植物界被子植物真正双子葉類シソ目シソ科ウツボグサ属セイヨウウツボグサ種ウツボグサ亜種 、原産地:中国、日本、台湾、朝鮮、インド、生息分布:日本を含む東南アジア、環境:山野の日当たりが良い草地、 生活型:多年草、茎丈:10〜30 cm、葉形:被針形、葉色:緑、葉序:対生、葉針長:2〜4 cm、 花序形(花穂):穂状花序、花穂長:3〜8 cm、花径:0.5〜2 cm、開花期:5月~6月、花色:藤・青紫・白、花の咲き方:下から上、芳香:無し、用途:山草、漢方薬。