ニワウメ
万葉集でよまれた草木, 季節-春
- 花名ニワウメ
- 学名Prunus japonica
- 別名林生梅, 庭梅, Japanese bush cherry, Oriental bush cherry
- 原産地中国
- 開花場所庭
- 開花期3月, 4月, 5月
- 花言葉「願望」「喜び」「秘密の恋」
ニワウメとは
ニワウメ(庭梅、学名:Prunus japonica)とは、中国原産で、バラ科サクラ属の耐寒性低木です。
別名で、コウメ(小梅)、林生梅(リンショウバイ)、英名ではJapanese bush cherry 、Oriental bush cherryと呼ばれます。
樹高は 1.5 m、樹幅は1.5 m程で、良く分枝します。
春に、展開する前、または同時に開花します。
前年枝の葉腋から出た散形花序に、梅に似た小花を1~3個付けます。花には花柄があります。白または薄桃色の一重の五弁花を咲かせます。
初夏に食用となる赤い球形の小さな果実が成ります。葉から緑色、果実から緑色~灰色の染料が採られます。
果実の核は薬用として使われます。
ニワウメと似た花
庭梅は、ニワザクラ(庭桜、学名: Cerasus glandulosa)と似ています。庭桜は八重で すが、庭梅は一重の花を咲かせます。
花言葉
「願望」「喜び」「秘密の恋」
万葉名では、ハネズ(はねず、唐棣、朱華)と呼ばれました。
万葉集で詠まれた【ニワウメ】
巻4-657 大伴坂上郎女 万葉名はハネズ
【原文】
不念常 日手師物乎 翼酢色之 變安寸 吾意可聞
【読み】
思はじと 言いてしものを はねず色の うつろひやすさ 我が心かも
【意味】
思うまいと 言ったのに はねず色のように (なんと)移り気な 私の心だろう
一般名:ニワウメ(庭梅)、
学名:Prunus japonica、
別名:ハネズ(はねず、唐棣、朱華)、コウメ(小梅)、林生梅(リンショウバイ)、Japanese bush cherry 、Oriental bush cherry、
分類名:植物界被子植物真正双子葉類バラ目バラ科スモモ属ニワウメ種、
原産地:中国、
樹高: 1.5 m、樹幅:1.5 m、
葉身長:5 cm、葉縁:重鋸歯、葉序:互生、
開花期:3月~5月、花序:散形花序、花色:白・薄紅、花径:1.3 cm、花弁数:5、
結実期:6月~7月、果実径:1~1.3 cm、果実形:球形、果実色:濃赤色、
用途:樹木は庭木に、葉から緑色の染料、果実から緑色~灰色の染料、果実の核は薬用に。
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