ラフレシア・アルノルディー
Rafflesia arnoldii
単一の花として世界最大,インドネシアの国花
- 花名ラフレシア・アルノルディー
- 学名Rafflesia arnoldii
- 別名ラフレシア, Rafflesia, Rafflesia arnoldii, アルノルディー
- 原産地スマトラ島
- 開花場所特定の地域
- 開花期7月, 8月, 9月, 10月
- 花言葉「夢現」
ラフレシア・アルノルディーとは
ラフレシア・アルノルディー(Rafflesia arnoldii、学名:Rafflesia arnoldii)とは、スマトラ原産でラフレシア科ラフレシア属の全寄生植物です。インドネシアの国花です。
ラフレシア属には10数種あり、スマトラ島からボルネオ島、フィリピン諸島、マレー半島に分布します。
ブドウ科の植物ブドウカズラ属(Tetrastigma)を宿主とし養分を貰っています。
単体の花として世界最大
ラフレシアの内、最大の花を咲かせるのがラフレシア・アーノルディー(Rafflesia arnoldii)で、これを主にラフレシア(Rafflesia)と呼んでいます。
スマトラ島の熱帯雨林に自生する全寄生植物です。
地面に直接生え、根や葉、茎が無なく、花のみを開花させますが、開花まで2年を要します。
開花後は、乾季で4~5日、雨季で9日と短く、その後は黒く腐ります。
葉緑素が全くないので光合成はできません。
雌雄異株・異花で、花に腐敗臭があり、雄花から出る薄黄色の花粉が誘き出したクロバエ科のオビキンバエ(帯金蝿)という蝿の背なかに付いて、
その後、蠅が雌花の中に入り受粉が成立する虫媒花です。
7月~10月に、花径90cm、重量5~8Kg、橙色~赤茶色、多肉質の五弁花に斑点がある花を咲かせます。
世界最大の花比べーラフレシアとー燭台大蒟蒻
世界一大きな花は、ギネスブックでは「ショクダイオオコンニャク(燭台大蒟蒻、学名:Amorphophallus titanum)」とされますが、これは肉垂花序という棒状のものに小花がたくさん集まって作られた花です。
それに対し、ラフレシア・アルノルディーは単体の花として世界最大と言えます。
左2枚:燭台大蒟蒻(Amorphophallus titanum)の花、右1枚:ラフレシア(Rafflesia arnoldii)の花のレプリカ
花名の由来
花名の由来は調査隊のトーマス・ラッフルズ(Sir、Thomas、Stamford、Raffles)とジョセフ・アーノルド(Joseph、Arnold)の両名の名前から付けられました。
花言葉
「夢現」
なぜ日本の植物園に本物のラフレシアがないのか
気候が違うといっても、同様の、燭台大蒟蒻(A. titanum)は筑波実験植物園や東京大学付属小石川植物園などで開花しています。
日本の栽培技術力をすればrフレシアもできそうなものですが、なぜ、フレシア’(R arnoldii)は栽培されていないのでしょうか。
それは、ラフレシアが寄生植物だからで、日本の植物防疫法で国内に導入することが規制されているためです。
だから、多くの植物園でレプリカを展示しているんですね。
一般名:ラフレシア・アーノルディー(Rafflesia arnoldii)、
学名:Rafflesia arnoldii、
別名:ラフレシア(Rafflesia)、puspa langka(インドネシア語)、
国花:インドネシア、
分類名:植物界被子植物真正双子葉類キントラノオ目ラフレシア科ラフレシア属、
原産地:スマトラ島、環境:熱帯雨林、
生活型:全寄生植物、
草丈:ー、
雌雄異花、開花期:7月~10月、花径:90cm、重量:5~8Kg、花の開花期間:4~5日で腐る、花に腐敗臭有り、
虫媒花:オビキンバエ(帯金蝿)による、ブドウ科の花に寄生、葉緑素:ない、
特徴:世界最大級の花、
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