一両の次は、十両でしょ。

一両の次は、十両でしょ。

ジュウリョウ(十両、ヤブコウジ、学名:Ardisia japonica)とは、サクラソウ科ヤブコウジ属の耐寒性常緑広葉小低木です。
別名で、ヤブコウジ(薮柑子)、英名で marlberry と呼ばれます。
藪中に自生する小さなマンリョウ(万両)という感じの木です。
樹高は10〜20 cmと低く、茎は直立し、枝分かれせず、根を伸ばし群生します。
葉は緑色で光沢があり、葉縁に細鋸歯があり、3〜4枚を輪生状にして茎につきます。
6月〜8月に葉脇から伸びた散形花序に直径0.4~0.8 cmの小さな広卵形で先端が5裂した白花を下向きに咲かせます。
11月~翌年5月に直径0.5〜0.6 cmの小さい球形の可愛い果実を付けます。この赤い実は半年間も落下しないため縁起が良い植物とされ正月の寄席植えに使われます。
後述するように旧貨幣貨幣では安い価格がつけられていますが、万葉時集では「ヤマタチバナ(山橘)」として歌にうたわれた由緒ある植物です。
用途は、鉢植えや、庭植、正月床飾りとされ、根茎にせきどめや湿疹の薬効があるとされ生薬「紫金牛(しきんぎゅう)」の材料とされます。


旧貨幣の名前が付く植物


旧貨幣の名前が付く植物には、マンリョウ、センリョウ、ヒャクリョウ、ジュウリョウ、イチリョウがあります。金額は、果実の多さや、樹高の高さに拠ります。
金額の多いものから順に以下の通りです。この内、センリョウはセンリョウ科、イチリョウはアカネ科、その他はヤブコウジ科の植物になります。

マンリョウ(万両、学名:Ardisia crenata)ーヤブコウジ科、
センリョウ(千両、学名:Chloranthus glaber)-センリョウ科、
ヒャクリョウ(百両、学名:Ardisia crispa)ーヤブコウジ科、
ジュウリョウ(十両、学名:Ardisia japonica )ーヤブコウジ科、
アリドオシ(一両、学名:Damnacanthus indicus)-アカネ科

■関連ページ
ジュウリョウ(十両、ヤブコウジ、学名:Ardisia japonica)
特集 赤い実
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一両の次は、十両でしょ。かぎけん花図鑑、2025年1月4日(土)
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