万葉集草木シリーズ11.コノテガシワ

コノテガシワ(児手柏、学名:Platycladus orientalis)は、ヒノキ科コノテガシワ属の裸子常緑針葉小高木です。春、雌雄同株、雌雄異花で地味な小花を咲かせます。
万葉集にある、千葉県から徴収されて大宰府に送られた若い防人(兵士)の愛のうたが泣かせます。


万葉集でよまれた「児手柏」のうた


巻20-4387)大田部足人(おおたべのたりひと)

【読み】
ちば(千葉)のの(野)の、このてかしわ(児手柏)の ほほ(含)まれど あや(奇)にかな(愛)しみ おき(置き)て誰(た)が来(き)ぬ

【意味】
千葉の野の 児手柏の 蕾だけど(含まれど) なんとも愛しい (あの娘を)残して(置いて)来てしまった。

原文はこちら ... 以下本文に続く

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特集 万葉集でよまれた草木

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