奥さんラブですね❤❤万葉集草木61.コウゾ ポスト コウゾ(栲、学名:Broussonetia × kazinoki )は、中国原産で、クワ科コウゾ属の落葉広葉低木です。和紙の原料とされます。花言葉は「過去の思い出」です。万葉集では「タク」という名で詠まれています。 万葉集 第3巻 285番歌 作者:丹比真人笠麻呂(たじひの まひと かさまろ)、題詞:丹比真人笠麻呂徃紀伊國超勢能山時作歌、登場する草木:栲:たく=楮:こうぞ 原文 栲領巾乃 懸巻欲寸 妹名乎 此勢能山尓 懸者奈何将有 [一云 可倍波伊香尓安良牟] 読み 栲領巾乃(の) 懸(け)巻(く)欲(し)寸(き) 妹(が)名乎(を) 此(この)勢(背)能(の)山尓(に) 懸(け)者(ば)奈何(いかに)将有(あらむ) [一云 可倍(替へ)波(ば)伊香(いか)尓(に)安良牟(あらむ)] ↓ 栲領巾(たくひれ)の 懸(か)けまく欲しき 妹(いも)が名を この背の山に 懸(か)けばいかにあらむ [替へばいかにあらむ] 意味 栲領巾(たくひれ=白いスカーフ)を 懸けるように 妹(=妻)の名を この背の山に 懸けたらどうだろう。「背」と「妹」を替えたらどうだろう。 備考 ・領巾(ひれ)とは女性が首から肩にかけていた白いスカーフのようなもの。栲(たく=こうぞ)の皮から採った白い繊維及びそれで織られた布のこと。 ・背の山とは、和歌山県かつらぎ町にある山です。 詳しくはこちらへ ... 以下本文に続く ■関連ページ 奥さんラブ❤❤万葉集草木61.コウゾ かぎけん花図鑑 花日記2023年2月17日 fuzi特集 万葉集でよまれた草木 Other Articles【動物・鳥・花】キカラスウリ(黄烏瓜)前回に引き続き、カラス関連の花をご紹介します。「キカラスウリ」は日本固有種で、「カラスウリ」の変種なので性質的にはほぼ同じです。違いは、①キカラスウリの実は黄色で、カラスウリの実は赤くキカラスウリよりも小さい。 ②キカラスウリの葉は丸みを帯びて滑らかなのに対し、カラスウリの葉は朝顔の葉に似てシャープで表面に毛があります。 ③いずれの花も夜から朝方まで咲きますが、開花時間の長さが異なり、キカラスウリ富16.酒器に似たラン【富山県中央植物園】とっくりラン かぎけん花日記 今日は、「花日記」をお伝えします。先日出掛けた【富山県中央植物園】に展示されていた植物です。 トックリラン(徳利蘭、学名:Beaucarnea recurvata)は。メキシコ原産で、キジカクシ科トックリラン属の半耐寒性常緑低木です。茎は直立しますが、下部は酒徳利のように肥大し、それが名前の由来となっています。樹高は4~5 mで、頂部から束生した細長い硬い葉がポニーテールのように見えますかぎけん花図鑑 9月15日の誕生花 赤いダリアかぎけん花図鑑 9月15日の誕生花は、赤いダリアです。 赤いダリア ダリア(Dahlia、学名:Dahlia pinnata)は、メキシコやガテマラ原産で、キク科ダリア属の非耐寒性多年性植物(球根)です。 夏から秋に、青以外のどんな色でもあると言われる程豊富な花色や、様々な咲き方で華やかに咲きます。その中でもポンポン咲きが特に人気です。同属で、冬に咲き、背丈が屋根まで届く木立性のコウテイ花ら 64.白花の次は赤い実だね 藪手鞠 NHK朝ドラ「らんまん」花シリーズ【かぎけん花日記】 ヤブデマリ(藪手鞠、学名:Viburnum plicatum var. tomentosum)は、日本、朝鮮半島、中国原産でレンプクソウ科ガマズミ属の落葉広葉小低木です。 5月〜6月に、水平に伸ばした枝に上向きに白い花をびっしり咲かせます。花の中央には小さな両性花が咲き、その周囲を大きな花弁を持つ装飾花が取り巻きます。 ヤブデマリの花は、【動物・鳥・花】カラスバオキザリス鳥と花のいい関係 カラスバオキザリス カラスバオキザリスは正式名称で オキザリス ・トライアングラリス(学名:Oxalis triangularis)と言うブラジル原産の耐寒性球根植物です。オキザリス(Oxalis)科=カタバミ科で、葉色が暗紫色で烏羽のようだということで、カラスバオキザリスと呼ばれます。また、同じくオキザリス科で、葉形が三角形(トライアングル)なのでオキザリス ・トライアングラ花ら92.蝶に好かれる 野薊 NHK朝ドラ「らんまん」花シリーズ【かぎけん花日記】 ノアザミ(野薊、学名:Cirsium japonicum)は、台湾、朝鮮、中国、日本の東アジア原産でキク科アザミ属の多年生の野草です。日本の代表的なアザミで、アザミと言えば日本ではノアザミをさします。草丈50〜100 cmです。全草に鋭い棘があります。葉は羽状の根生葉で葉縁に棘があり、地面際でロゼッタ状に広がります。5月〜8月に根生葉の間