落花生の一生!?
落花生の一生!?ダイジェスト版
ラッカセイ(落花生、学名:Arachis hypogaea)とは、南米アンデス高原原産でマメ科ラッカセイ属の一年草です。ガンビアの国花です。日本へは江戸時代に外国から伝来したので、別名でナンキンマメ(南京豆)と呼ばれます。沖縄ではジーマーミ(地豆)、英語では果実をピーナッツ(Peanut)、groundnutと呼ばれます。
落花生の一生、ダイジェスト版
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落花生の株。葉腋から萼筒(花柄のように見えるもの)を伸ばし、先端に黄色い小さな花を朝咲かせます。開花直前に自家受粉し昼に萎みます(半日花)。
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花の拡大写真。受粉1週間後に萼筒が子房柄となり根のように土中方向に伸びます。(以上、藤田和代様撮影、8月19日)
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子房柄が土中に入って膨らみ莢が出来て、その中に豆が結実し収穫されます。茎葉を取り除いて果実だけにし、水洗い(10月7日)。
生の落花生を茹でて「茹で落花生」で食べるか、ピーナツご飯などにします。
或いは、生の落花生の外殻を取ってフライパンで煎り「乾燥ピーナツ」にして食べます。南部せんべいもあります(最近は外皮だけ入っているものがある)。
落花生の一生?―ピーナツの栽培から、収穫、利用方法まで。尚、土中に取り残された豆が翌年芽を出して新しい株ができます。
草丈は25~50cmです。6月~7月に、葉腋から、花径1cm程の黄色い蝶形の花を咲かせ、花後に子房柄が根のように伸びて垂下し土中に入って結実します。種子は食用となります。秋に収穫した果実は、殻付き・殻無、炒り・塩茹し、有塩・無塩で市場に出荷されます。沖縄料理のジーマーミ豆腐はジーマーミで作られた、白ゴマ豆腐に似たまったりとした食感がします。パンに塗るピーナツバターもあります。南部せんべいの代表味はラッカセイ入りのものですが、最近は外皮しか入っていない粗悪品もみられます。ビタミン、タンパク質が豊富で栄養価が高いですが、深刻なアレルギーを引き起こす特定原材料に指定されています。
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特集 一日花
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