ラッカセイ
国花:ガンビア, 落花して土中に果実が成る
- 花名ラッカセイ
- 学名Arachis hypogaea
- 別名ピーナッツ, 落花生, Peanut, ナンキンマメ, 南京豆, ジーマーミ, groundnut
- 原産地南米アンデス高原
- 開花場所畑
- 開花期6月, 7月
- 花言葉「仲良し」
ラッカセイとは
落花生の一生!?ダイジェスト版
ラッカセイ(落花生、学名:Arachis hypogaea)とは、南米アンデス高原原産でマメ科ラッカセイ属の一年草です。ガンビアの国花とされます。日本へは江戸時代に外国から伝来したので、別名でナンキンマメ(南京豆)と呼ばれます。沖縄ではジーマーミ(地豆)、英語では果実をピーナッツ(Peanut)、groundnutと呼ばれます。
落花生の一生、ダイジェスト版
落花生の株。葉腋から萼筒(花柄のように見えるもの)を伸ばし、先端に黄色い小さな花を朝咲かせます。開花直前に自家受粉し昼に萎みます(半日花)。
花の拡大写真。受粉1週間後に萼筒が子房柄となり根のように土中方向に伸びます。(以上、藤田和代様撮影、8月19日)
子房柄が土中に入って膨らみ莢が出来て、その中に豆が結実し収穫されます。茎葉を取り除いて果実だけにし、水洗い(10月7日)。
生の落花生を茹でて「茹で落花生」で食べるか、ピーナツご飯などにします。
或いは、生の落花生の外殻を取ってフライパンで煎り「乾燥ピーナツ」にして食べます。南部せんべいもあります(最近は外皮だけ入っているものがある)。
落花生の一生?―ピーナツの栽培から、収穫、利用方法まで。尚、土中に取り残した豆から翌年の芽が出て株になります。
草丈は25~50cmです。6月~7月に、葉腋から、花径1cm程の黄色い蝶形の花を咲かせ、花後に子房柄が根のように伸びて垂下し土中に入って結実します。種子は食用となります。秋に収穫した果実は、殻付き・殻無、炒り・塩茹し、有塩・無塩で市場に出荷されます。沖縄料理のジーマーミ豆腐はジーマーミで作られた、白ゴマ豆腐に似たまったりとした食感がします。パンに塗るピーナツバターもあります。南部せんべいの代表味はラッカセイ入りのものですが、最近は外皮しか入っていない粗悪品もみられます。ビタミン、タンパク質が豊富で栄養価が高いですが、深刻なアレルギーを引き起こす特定原材料に指定されています。
花名の由来
花名は落花した場所から実が成ることに拠ります。属名の「Arachis」は、ギリシャ語で、「a(無い)」+「rachis(花梗)」で、花柄が無いことに拠ります。
種小名の「 hypogaea」は、「hypogaeus(地中に実ができるの)の女性形(us→a)」と言う意味で、果実が途中になることに拠ります。花には女性形が用いられます。
ピーナッツくんが登場する童話
脇役ですが、「そらまめくんのベッド」でそらまめくんにベッドを貸してあげる友達の一人として登場します。ピーナッツくんのベッドは「かたい」とそらまめくん言われてしまいます。「そらまめくんのベッド」; 作・絵:: なかや みわ、出版社:: 福音館書店、 発行日:: 1999年09月
一般名:ラッカセイ(落花生)、
学名:Arachis hypogaea(アラキス・ヒポゲア)、
別名:ナンキンマメ(南京豆)、ジーマーミ(地豆、沖縄語)、ピーナッツ(Peanut)、groundnut、
分類名:植物界被子植物門単子葉植物綱マメ目マメ科ラッカセイ属、
原産地:南米、生活型:一年草、草丈:25~50cm、
開花期:6月~7月、花径:1cm、花色:黄色、
収穫期:10月、品種:サトノカ(郷の香)、ナカテユタカ、含まれる成分:ビタミン、タンパク質豊富、アレルギー:特定原材料に該当。
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特集 一日花
落花生の一生!? かぎけん花図鑑 花日記2024年10月8日(火)