江戸彼岸
桜シリーズ7.江戸彼岸,桜の原種,オオシマザクラと共にソメイヨシノの親,早咲き桜
- 花名江戸彼岸
- 学名Cerasus itosakura f. ascendens
- 別名Edihigan, エドヒガン, Cerasus spachiana, Cerasus itosakura, アズマヒガン
- 原産地日本
- 開花場所植物園, 低山, 公園
- 開花期3月, 4月
- 花言葉桜の原種
江戸彼岸とは
桜の原種の一つ
エドヒガン(江戸彼岸、学名:Cerasus spachiana、または Cerasus itosakura、Cerasus itosakura f. ascendens、 P. pendula f.ascendens、P. subhirtella var. ascendens)とは、バラ科サクラ属の落葉広葉高木「サクラ」の野生原種です。アズマヒガンとも呼ばれます。
名前の一部に「彼岸」と付くように早咲きで、葉が開く(展葉)前に開花します。花は一重で、やや小さく、白~薄紅色です。萼下部(付け根)に球状の膨らみがあります。長寿で1000年を越える樹が多く残っており中には2000年を超えるものもあります。また、巨木となる性質を持つ上、花が美しいので、天然記念物となっている桜の木39件中、11件がエドヒガンとその系統の桜です。天然記念物でかつ日本五大桜とされる「石戸蒲ザクラ(埼玉県北本市)」や、「山高神代ザクラ(山梨県北杜市)」、「根尾谷淡墨ザクラ(岐阜県本巣市)」もエドヒガンザクラです。ソメイヨシノ(染井吉野、学名:Cerasus ×yedoensis cv. yedoensis)より早く、彼岸(春分、3月21日)頃に咲き始めるのが名前の由来です。
ソメイヨシノの母親
花が沢山咲くので本種はたくさんの桜の母種とされています。代表的な桜である染井吉野(C. ×yedoensis cv. yedoensis)も本種とオオシマザクラ(大島桜、学名:Cerasus speciosa)から育種された園芸種です。
特集 サクラ(さくら・桜・Cherry blossom)の種類一覧
桜の原種には10種+カンヒザクラ1種(後に野生化)の11種と園芸品種があります。
↑ 特集 サクラ(さくら・桜・Cherry blossom)の種類一覧
桜の原種には以下の10種+カンヒザクラ1種(後に野生化)の11種があります。園芸品種については、上記をクリック。
ヤマザクラ(山桜、学名:Cerasus jamasakura または Prunus jamasakura)、
オオシマザクラ(大島桜、学名:Cerasus speciosa または P. lannesiana var. speciosa)、
エドヒガン(江戸彼岸、学名:Cerasus spachiana、または Cerasus itosakura、Cerasus itosakura f. ascendens、 P. pendula f.ascendens、P. subhirtella var. ascendens)、
マメザクラ(豆桜、学名:Cerasus incisa または Cerasus incisa var. incisa)、
チョウジザクラ(丁字桜、学名:Cerasus apetala または Cerasus apetala var. tetsuyae)、
オオヤマザクラ (大山桜、Cerasus sargentii)、
カスミザクラ(霞桜、Cerasus laveilleana)、
キンキマメザクラ(近畿豆桜、学名:Cerasus incisa var. kinkiensis)
タカネザクラ(高嶺桜、Cerasus nipponica)、
ミヤマザクラ (深山桜、Cerasus maximowiczii)、
クマノザクラ(熊野桜、Cerasus kumanoensis) 、
カンヒザクラ (寒緋桜、Cerasus campanulata)
一般名:エドヒガン(江戸彼岸)、又名:アズマヒガン、学名:学名:Cerasus spachiana、または Cerasus itosakura、Cerasus itosakura f. ascendens、 P. pendula f.ascendens、P. subhirtella var. ascendens、分類名:植物界被子植物真正双子葉類バラ類バラ目バラ科サクラ属、原産地:、生活型:落葉広葉高木、樹高:15~25 m、葉形:楕円形、葉身長:5~10cm、花色:薄紅~白、花弁形:5弁花、咲き方:一重、花径:3〜4㎝、開花期:3月下旬〜4月。