アジアンティック・ハイブリッド
Lilium× elegans
- 花名アジアンティック・ハイブリッド
- 学名Lilium× elegans
- 別名スカシユリ, Asiatic hybrids
- 原産地日本他(園芸品種)
- 開花場所庭, 園芸品種
- 開花期5月, 6月, 7月, 8月
アジアンティック・ハイブリッドとは
アジアティック・ハイブリッド(AH)
アジアティック・ハイブリッド(Asiatic Hybrids、(AH)、学名:Lilium× elegans)は、ユリ科ユリ属の多年性草本ユリ(百合)の一種です。
エゾスカシユリやオニユリ、ヒメユリ等のアジア原種(主として、スカシユリ)とヨーロッパのオレンジリリー(Orange lily)を元に交配育種された園芸品種です。
特徴は草丈が低く、花が鮮やかで、色彩は豊富、花は上向きに咲き、香りは少なく、花径は小で、一茎に5個ほど蕾が付く多花で、葉は等間隔につけ、病気に強く丈夫で価格が安価です。
アジアティック・ハイブリッド代表種
スカシユリ(透百合 、学名:Lilium maculatum)、エゾスカシユリ(蝦夷透百合、学名:Lilium pensyvanicum)、オニユリ(鬼百合、学名:Lilium lancifolium)、ヒメユリ(姫百合、学名:Lilium concolor)、 イワトユリ、
アラスカ、アマロネ、アロエビック、アルガーブ、イントロ、エレガンサ、カンクン、ギロンデ、グランドクルー、 コネチカット・キング、コリーダ、ジュビレオ、セベコグロウ、セルマ、ソレミオ、トロント、ナバラ、ナボンヌ、ノボセント、 バレリオ、ファーファラ、ファンギオ、ブルックリン、ブルネロ、ベアトリックス、ベルメール、モナ、ビバルディー、ラジオ、ランザローテ、ロイヤルサンセット、 ロイヤルサンセット、ロレート
オリエンタル(OH)系のユリ
一方、カサブランカを代表品種とするオリエンタル(OH)系のユリは、ヤマユリやカノコユリ、ササユリなどの日本原産種を基に交配された品種です。
草丈が高く、芳香があり、大輪花を横向きに咲かせ、価格は高価です。花色は白、桃色、赤、黄があります。
ロンギフローラム・ハイブリッド(LH)系のユリ
さらに、最近人気の品種として、沖縄のテッポウユリや、タカサゴユリのなどのトランペット形をしたユリを掛け合わせて改良したロンギフローラム・ハイブリッド(LH)系が出回っており、細長く、横向きに花を咲かせます。LH品種には、新鉄砲百合や、オーガスタ、雷山等があります。
英国王立園芸協会(RHS)による園芸区分
英国王立園芸協会(RHS)による園芸区分
一般名:アジアティックハイブリッド(Asiatic Hybrids、AH)、学名:Lilium× elegans (リリウム エレガンス)、別名:スカシユリ(交雑種)、Elegant Lily(エレガント・リリー)、アジアンティック・ハイブリッド ( Asiantic Hybrids)、原産地:日本他(園芸品種)、分類名:植物界被子植物単子葉類ユリ目ユリ科ユリ属、原産地:日本他(園芸品種)、生活型:多年性草本(球根植物)、樹高:30~100 cm、開花期:5月~8月、花色:橙・赤・桃色・白・茶色、花の咲き方:一重・八重、花径:中輪、花の咲く向き:上向き、AH交配親:イトハユリ、イワトユリ、エゾスカシユリ、オニユリ、マツバユリ、ヒメユリなど、AH品種:エンチャントメント、コネチカットキング、サンシロー、モナ、用途:フラワーアレンジメント、庭植え、百合根(オニユリの鱗茎、他にはヤマユリとコオニユリの2種)。