ダツラ
毒草
- 花名ダツラ
- 学名Datura tatula
- 別名チョウセンアサガオ, Datura, 朝鮮朝顔, ダツラ
- 原産地メキシコ
- 開花場所野原・畦道, 庭, 植物園
- 開花期5月, 6月, 7月, 8月, 9月
- 花言葉「愛敬」
ダツラとは
花岡青洲が麻酔に使った。漏斗状の花を上向きに咲かせる。
ダツラ(Datura、学名:Datura tatula)とは、メキシコ原産で、ナス科チョウセンアサガオ属(ダツラ属)の一年性草本です。別名で、チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)、マンダラゲ(曼陀羅華)、ダチュラ(Datura)、とも言います。荒地や草地に自生する野草で毒草です。
草丈は80〜100 cmです。葉は楕円形で葉縁に粗い鋸歯が波打ち、枝に互生して付きます。5月~9月に、ラッパ状の一重、又は八重で、花径15〜40 cmの、白、紫、黄色の花を上向きに咲かせます。
花岡青洲が江戸時代後期に日本初の麻酔手術に成功した時、麻酔薬として使ったことが知られます。 花後に成る種子には刺があり、中に小さな黒い種が入っています。花や茎、葉、種など全草に生薬成分が含まれ、量次第では毒にもなります。
ゴマ(胡麻、学名:Sesamum indicum L.)やゴボウ(牛蒡、学名:Arctium lappa L.)に似ているので、間違えて食べる危険があります。
花色には紫や黄色、白がありますが、特に白花はシロバナヨウシュチョウセンアサガオ(白花洋種朝鮮朝顔、学名:Datura stramonium)と呼ばれます。白花洋種朝鮮朝顔は、「ハリー・ポッター」シリーズに登場する架空の植物「デビルズスネア」のモデルとされます。
ダツラとブルグマンシア
似た花に、ブルグマンシア(学名:Brugmansia、Pseudodatura)=木立朝鮮朝顔=エンジェルス・トランペット・ツリー(Angel's trumpet tree)が有り、お互いに似ています。草本の朝鮮朝顔をダツラ、木本のものをブルグマンシアと言います。
ブルグマンシアは、エンジェルス・トランペット・ツリー(Angel's trumpet tree)という英名の通り、トランペット状の花を下向きに咲かせます。
花言葉
「愛敬」
一般名:ダツラ(Datura ) 、学名:Datura stramonium var. tatula、Datura tatula、別名:チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)、マンダラゲ(曼陀羅華)、ダチュラ(Datura)、 分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱ナス目ナス科チョウセンアサガオ属(ダツラ属)、 原産地:メキシコ、環境:荒地、草地、生活型:一年性草本/多年生多年性の草本、草丈:80〜100 cm、単葉、葉形:楕円形、葉縁:粗い鋸歯/波状、葉序:互生、開花期:5月~9月、花形:ラッパ状、咲き方:一重・八重、花径:15〜40 cm、花姿:上向き、花色:白・紫・黄、果実形:球形〜楕円形、結実期:6月~10月、備考:猛毒。