チャノキ
- 花名チャノキ
- 学名Camellia sinensis
- 別名チャのキ, Tea plant, 茶の木, 茶, green tea, チャ
- 原産地台湾や中国
- 開花場所畑, 低山
- 開花期9月, 10月, 11月
- 花言葉謙遜
チャノキとは
茎葉が飲み物(緑茶)に使われます。
チャノキ(茶の木、学名:Camellia sinensis)とは、台湾や中国原産で、ツバキ科ツバキ属の常緑低木です。
樹高は1~2 mです。葉は緑色で艶があり皮質で薄く披針形で、葉縁に鋸歯があり、互生して付きます。
葉は緑茶の素材となり、健康茶として知られます。茶葉にはフラボノイド(Flavonoid)という天然色素成分の一つ「カテキン」を含み、 渋みや苦みの元となるとともに、抗酸素力があり、食中毒や風邪の予防になります。
秋から初冬に、花序を伸ばし白花を下向きに咲かせます。雄蕊多数が基部で合着した塊は他の花より大きいです。
日本茶の代表的な生産地には、静岡や、奈良、京都、千葉、新潟、千葉などがあります。日本茶は不発酵茶の、いわゆるリョクチャ(緑茶)であり、茶葉の栽培法や、茶の製造過程、飲み方で種類があります。日本茶の種類には、煎茶、玉露、番茶、ほうじ茶、抹茶などがあります。
✙センチャ(煎茶)は、茶葉を揉んで蒸した後に焙煎したものです。
✙マッチャ(抹茶)は、茶葉を揉まずに蒸して乾燥させ粉末状にしたものです。
✙ホウジチャ(焙じ茶)は、茶葉を焙煎したものです。代表的な焙じ茶に、茎を浅く煎じた石川県の加賀棒茶があります。
■紅茶
チャノキの葉茎を揉んで発酵・乾燥させた黒っぽい茶葉で、湯を注ぎ抽出した茶色い液体を嗜好品として飲みます。英語ではBlack tea(ブラックティ)と呼ばれます。
花名の由来
属名の"Camellia"は、フィリピンの植物を初めて欧州に紹介したゲオルク・ジョセフ・カメル(Georg Joseph Kamel)氏の名前をラテン語読みした(Georgius Josephus 「Camellus」)に基づきます。種小名の” sinensis”は「中国の」から。
花言葉
「謙遜」
■江戸時代の日本産業の四木
有用な植物で、江戸時代には、以下が日本産業の四木とされました。
チャノキ(茶の木、学名:Camellia sinensis)、
クワ(桑、学名:Morus)、
ウルシ(漆、学名:Toxicodendron vernicifluum)、
コウゾ(栲、学名:Broussonetia × kazinoki )
■椿の仲間
ツバキの仲間なので、花はツバキ(椿)や、ナツツバキ(夏椿)、サザンカ(山茶花)と似ています。
■茶に纏わる事件
ボストン茶会事件(Boston Tea Party、1773年勃発)-米国ボストンで停泊中の英国東インド会社の船荷の紅茶箱を市民が海に投げ捨てた事件。その後、米国独立運動に繋がる。
受難を受けた植物たちは特集 事件に巻き込まれた植物にあります。
一般名:チャノキ(茶の木)、
学名:Camellia sinensis、シノニム:Thea sinensis、
別名:チャ(茶)、Tea plant、
分類名:植物界被子植物真正双子葉類ツバキ目ツバキ科ツバキ属チャノキ種、
原産地:台湾や中国、生活型:常緑低木、
樹高:1~2 m、葉色:艶のある濃緑、葉質:皮質で薄い、葉形:長楕円状披針形、葉身長:7c m、葉柄:短い、葉序:互生、葉縁:鋸歯有り、
開花期:9月~11月、花序:単生、花の出る場所:葉腋、花色:白、花径:2~2.5c m、雄蕊数:多数有り基部で合着、
繁殖方法:播種、挿し木 、含まれる成分:カテキン、カフェイン、テアニン 、
用途:飲食用、薬用、庭木。