ジャイアント・ホグウィード
- 花名ジャイアント・ホグウィード
- 学名Heracleum mantegazzianum
- 別名Giant Hogweed, バイカルハナウド, mantegazzianum, マンテガジアナム, Baikal Hogweed, Cartwheel-Flower
- 原産地コーカサス山脈(西アジア)
- 開花場所特定の地域
- 開花期5月, 6月, 7月, 8月
- 花言葉「圧倒的な存在感」
ジャイアント・ホグウィードとは
最も危険な植物「ジャイアント・ホグウィード」 セリ科の白い花
除去する際には、防護服と防護眼鏡の着用が必要。
ジャイアント・ホグウィード(Giant Hogweed、学名:Heracleum mantegazzianum)とは、西アジアのコーカサス山脈原産で、セリ科ハナウド属の大型の落葉性二年草/多年草(有害雑草)です。
別名で、バイカルハナウド(Baikal Hogweed)や、種小名のマンテガジアナム(mantegazzianum)とも呼ばれます、、
観賞用観葉植物として、19世紀末期に西ヨーロッパへ、20世紀初頭に米国へ渡来しました。日本へは表立っては渡来していません。
草丈は最大5m、茎は中空で直径が最大10cmになります。
茎は上方で分枝し、それぞれが散形花序となります。
葉は複葉で最大170cmとなり、葉縁に鋸歯があります。
花は2年草で、2年目の5月~7月に一生に一度、頭花を咲かせます。花序の直径は75-100cmで、50-100個の花托があります。
果実は平たい楕円形で、種子は2~10万個ほど生成され、その後、草は枯れます。
毒性
全草(根、茎、葉、花、種子)の樹液に含まれるフラノクマリン類の有機化合物が植物性光線皮膚炎の原因物質となり、液体に触れた後、太陽光を浴びると15分ほどで化学反応を起こし、火傷や失明、激しいアレルギー症状を引き起こすことがあります。
花名の由来
英名の「ジャイアント・ホグウィード(Giant Hogweed)」とは、「Giant(巨大な)、 」「hog(がつがつ食らう)」、「weed(野草)」と言う意味です。種小名の「mantegazzianum」は、イタリアの人類学者パオロ・マンテガッツァ博士に因みます。
属名の「Heracleum」とは、草の逞しさから「ヘラクレス」に例えられました。
ハナウド属の仲間
・ハナウド(花独活、学名:Heracleum sphondylium var. nipponicum)ー晩春~初夏に咲き、周辺花が大きい
・オオハナウド(大花独活、学名:Heracleum lanatum)-ハナウドより大きい。草丈1-2m。
・ジャイアント・ホグウィード (Giant Hogweed、学名:Heracle mantegazzianum) ー草丈5m、樹液が皮膚に触れると重篤な光線過敏を引き起こす危険植物。
一般名:ジャイアント・ホグウィード(Giant Hogweed)、
学名:Heracleum mantegazzianum、
分類名:植物界被子植物真正双子葉類セリ目セリ科ハナウド属、
別名:バイカルハナウド(Baikal Hogweed)、マンテガジアナム(mantegazzianum)、カートウィール・フラワー(Cartwheel-Flower)、
原産地:コーカサス山脈(西アジア)
生活型:多年生植物、
草丈:3-5m、根直径:30cm、
茎色:緑色で光沢有、茎:中空、上方で分枝、茎径:3-10cm、
葉形:複葉、葉身長:50-170cm、葉縁:鋸歯、
開花期:一生に一度、花序形:散形花序、花序径:75-100cm、花托数:50-100、
果実形:平らな楕円形、種子数:2万-10万個、種子長:1cm、
毒性:樹液に含まれるフラノクマリンで植物性光線皮膚炎を発症する。
拡散:観賞用観葉植物として、西ヨーロッパへ19世紀末期、米国へ20世紀初頭に渡来した。
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