ノキシノブLepisorus thunbergianus ポスト 万葉集花名ノキシノブ学名Lepisorus thunbergianus別名軒忍, ヤツメラン原産地日本、朝鮮半島、中国、台湾、インドシナ、フィリピン開花場所観葉植物開花期1月, 2月, 3月, 4月, 12月花言葉「絆」「信じる心」 ノキシノブとはノキシノブ(軒忍、学名:Lepisorus thunbergianus)は、日本、朝鮮半島、中国、台湾、インドシナ、フィリピン原産で、ウラボシ科ノキシノブ属に属する常緑着生シダ植物です。別名でヤツメラン (八目蘭)とも呼ばれます。ノキシノブ属の総称としても使われます。北海道~九州、琉球諸島で山野の湿った樹皮や崖、棚田の法面、石垣、地表などに着生します。着生とは場所を貸して貰っているだけで水分や栄養を横取りする寄生植物ではありません。昔は軒下にも生えていましたが、今は住宅事情が変わったせいか生えていません。 草丈は5~20cmです。葉は長さ12~30cm、幅0.5~0.8cmの線形で緑色をしており、葉縁に鋸歯があり先端は尖ります。 シダ植物なので花や種子の代わりに、12月~4月に葉裏に黄褐色で丸い胞子嚢ができ胞子を飛ばして増殖します。ソーラス(胞子嚢群)は葉裏上半分の中脈と葉縁の間にあります。乾燥させて煎じて飲むと利尿、解毒、荘園、腫物に効果があるとされます。 名前の由来 和名は、昔、軒下に生え、シノブ (学名:Davallia mariesii、中国名:骨碎补)のように着生することに拠ります。 属名の「Lepisorus」は、ラテン語で「 lepis(鱗片)」 +「 sorus(子嚢群)」の合成語で、「子嚢群に鱗片混じる」という意味です。種小名の「thunbergianus」は、スウェーデンの植物学者、博物学者、医学者 カール・ペーテル・ツンベルク博士(Carl Peter Thunberg、1743年11月11日-1828年8月8日)への献名です。 シノブについては、トキワシノブ(常盤忍、学名:Humata tyermannii)のページに一部記述があります。 万葉集とノキシノブ 万葉集第11巻2475番歌 作者:柿本人麻呂歌集 原文 我屋戸 甍子太草 雖生 戀忘草 見未生 読み 我が宿の 軒にしだ草 生ひたれど 恋忘れ草 見れどいまだ生ひず 意味 我が家の 軒下に しだ草は生えてきたけれど 恋忘れ草は 見てもまだ生えてこない。 (恋したあの人のことを忘れられません。「恋忘れ草」とは「カンゾウ」のことです。カンゾウには、ヤブカンゾウやノカンゾウ(野萱草、学名:Hemerocallis longituba var. longituba)」などがあります。) 私が恋忘れ草=ヤブカンゾウです。 一般名:ノキシノブ、学名:Lepisorus thunbergianus、又名:ヤツメラン (八目蘭)、分類名:植物界シダ植物門シダ網ウラボシ目ウラボシ科ノキシノブ属ノキシノブ種、原産地:日本、朝鮮半島、中国、台湾、インドシナ、フィリピン、草丈:5~20cm、葉色:緑色、葉縁:鋸歯、葉形:線形披針形、葉質:厚く、先端や基部とも細い、葉長:12~30cm、葉幅:0.5~0.8cm、ソーラス(胞子嚢群):胞子嚢の形は円形、胞子嚢径:0.3cm、ソーラス色:黄褐色、胞子嚢時期:12月~4月、用途:民間薬:利尿、解毒、荘園、腫物。目ウラボシ科ウラボシ属ノキシノブ種ノキシノブ花のタイプその他花序その他花冠その他葉形線形葉縁全縁生活型常緑着生シダ植物花の色橙葉の色緑実の色高さ10.0 ~ 20.0 cm花径0.0 ~ 0.0 cm ランダムな花ソケイショウガトックリヤシプレウロタリス・タイタンハケイトウミヤマウグイスカグラ