シンテッポウユリ

Lilium x formolongo

  • シンテッポウユリ
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  • 花名
    シンテッポウユリ
  • 学名
    Lilium x formolongo
  • 別名新鉄砲百合
  • 原産地園芸品種(日本)
  • 開花場所植物園
  • 開花期7月, 8月, 9月, 10月, 11月
  • 花言葉甘美

シンテッポウユリとは

シンテッポウユリ(新鉄砲百合、学名:Lilium x formolongo)は、ユリ科ユリ属の耐寒性多年草「テッポウユリ」の園芸品種です。夏から初秋に、白い筒状花を咲かせます。

テッポウユリ(鉄砲百合,学名:L. longiflorum)と、タカサゴユリ(高砂百合、学名:Lilium formosanum)の交雑種で、外見上も、両親の特徴を受け継いでいます。

以下の両親から誕生した新鉄砲百合(L. x formolongo)は、花被外套に赤縞が無く、葉が細く、花は夏~秋に咲きます。

テッポウユリ(鉄砲百合,学名:L. longiflorum)ー九州南部~沖縄原産で、花筒の外側に赤縞は無く、葉は普通で、開花は春です。

タカサゴユリ(高砂百合、学名:Lilium formosanum)ー台湾原産で、花筒の外側に赤縞があり(赤嶋がないものもある)、葉は細く、開花時期が夏〜秋で、鉄砲百合(L. longiflorum)より草丈が高い。



シンテッポウユリとタカサゴユリの区別


シンテッポウユリはタカサゴユリと似ていますが、以前は、タカサゴユリは筒外側に赤縞があり、シンテッポウユリには赤い縞が無いことで判別していましたが、タカサゴユリにも赤い線がないものがあり、シンテッポウユリも交雑を繰り返すことにより、タカサゴユリと見分けがつかなくなっています。



野生の白い「問題の植物」


葉が細く、花被片中肋の色(白か、紫斑)、葯色(タカサゴユリ:赤褐色、テッポウユリ:黄色)、開花期(タカサゴユリ:7月~8月、テッポウユリ:4月)に咲くユリは シンテッポウユリかタカサゴユリかという議論がなされ決着が付かないでいます。



シンテッポウユリ(別名:タカサゴユリ)


「花被片中肋(花筒の外側のこと)が白いのが新テッポウユリで、薄茶色(赤系)の筋が入るのが高砂ユリ」と言われていますが、「日本帰化植物友の会通信」に「タカサゴユリか、シンテッポウユリか?」*という興味深い議論が載っていました。


シンテッポウユリは、テッポウユリとタカサゴユリから、人工・自然交雑されて生まれましたが、逸散して野生化し白い「問題の植物」とされており、シンテッポウユリなのか、テッポウユリなのか何とも分からない状態になっています。


全農協さんによる「結び」では、この「問題の植物」を。シンテッポウユリ(別名:タカサゴユリ)、または、タカサゴユリ(別名:シンテッポウユリ)と記載するのが良いのではないかという提案がありました。記事がかなり前のものなので現在はどうなんているのか定かではありません。


*「日本帰化植物友の会通信全農協 No.5(2005年10月23日発行)「タカサゴユリか、シンテッポウユリか?」
https://www.zennokyo.co.jp/wp-content/uploads/2022/11/znk-tomonokai05.pdf


一般名:シンテッポウユリ(新鉄砲百合)、学名:Lilium x formolongo 、分類名:植物界被子植物単子葉類ユリ目ユリ科ユリ属 、原産地:日本(園芸品種)、生活型:耐寒性多年草、地下に球根有り、草丈:50〜150 cm、葉長:10~15 cm、葉幅:0.3 cm、花色:白、花径:10 cm、開花期:7月〜11月、花冠:外側3枚(萼片)+内側3枚(花弁)、雄蕊6本、雌蕊柱頭1つの先端に3筋、果実型:蒴果、果実長:10 cm。


  • ユリ
  • ユリ
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  • シンテッポウユリ
  • 花のタイプ
    放射相称花
  • 花序
    頭状花序
  • 花冠
    ユリ形
  • 葉形
    円筒形
  • 葉縁
    全縁
  • 生活型耐寒性多年草
  • 花の色
  • 葉の色
  • 実の色茶 緑
  • 高さ50.0 ~ 150.0 cm
  • 花径10.0 ~ 10.0 cm

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