マッソニア
- 花名マッソニア
- 学名Massonia
- 別名
- 原産地南アフリカ
- 開花場所庭, 植物園, 公園, 園芸品種, 鉢花
- 開花期1月, 2月, 12月
- 花言葉「支える力」
マッソニアとは
マッソニア(Massonia)とは、南アフリカに自生する固有種で、キジカクシ科マッソニア属の球根性多肉植物です。
原産地の南アフリカは夏が熱く乾燥するので、夏は葉を枯らして休眠します。
秋に球根から大きな楕円形の平らな葉を2枚対生に出し地際に止まります。
葉の表面に凸凹の溝があるものもあります。
冬に葉中央に蕾を付けて、12月~2月にユニークな花を咲かせます。
花は長く伸びた花柱(雄蕊)が目立ち、先端に種類により異なる黄色や紫色などの葯が付きます。花の感じがマユハケオモトに似ています。
2月-3月に受粉に成功した花は赤い鞘に入った種子を付けます。
受粉はロンギぺス(Massonia longipes)は自家受粉、マッソニア・デプレッサ(Massonia depressa、ハリネズミユリ)はネズミが媒体します。
写真は、マッソニア・ロンギぺス(Massonia longipes)と思われます。
花名の由来
属名の「Massonia」はスコットランドの植物学者で園芸家、キューガーデン初代植物ハンターであるフランシス・マッソン氏への献名です。
マッソニアの種類
マッソニア・エテシオナミベンシス(Massonia etesionamibensis)はナンビア原産。
マッソニア・テネラ(Massonia tenella)は、白い花糸に灰色の葯が付きます。
マッソニア・ジャスミニフローラ(Massonia jasminiflora)は、葉が緑色で、白い花柱の先に紫色の葯を付けます。種小名の「jasminiflora」はラテン語で「ジャスミンの香りの花」と言う意味で花に芳香があります。
マッソニア・テネラ(Massonia tenella)は、葉が緑色で、白い大きな花柱を付けます。
マッソニア・デプレッサ(Massonia depressa、ハリネズミユリ)は、葉が緑色で、黄色い花柱と黄色い葯を持っています。2種の砂鼠(Gerbillurus paebaとDesmodillus auricularis )などのげっ歯類が受粉者です。花弁の底に蜜を分泌し鼠を呼ぶ。
株高:10cm、幅:50cm、花色:白、黄色、茶色、風媒花。種小名「depressa」はラテン語で「平らな外観を持つ」と言う意味で、葉の形状に関係します。
マッソニア・トリフローラ(Massonia triflora)は、西ケープ州原産。
マッソニア・ビフォリア(Massonia bifolia)は、岩場に生息。
マッソニア・ヒルスタ(Massonia hirsuta)は、葉は緑色で、白い花柱の先に紫色の葯を付けます。
マッソニア・プスツラータ(Massonia pustulata)は西ケープ州の海岸線に自生する固有種です。花柱色:白。葉数:2枚、葉形:大きな楕円形、葉長さ:10-13cm、種小名の「pustulata」はラテン語で「水ぶくれのような」と言う意味です。
マッソニア・プセウドエキナータ(Massonia pseudoechinata)は、葉が薄灰緑色で、白い花柱の先端に紫色の葯があります。
マッソニア・ブレダスドルペンシスは、葉が黄緑色で白い花柱をつけます。
◎マッソニア・ロンギぺス(Massonia longipes)は、葉表面に凹凸があり、緑色地に赤紫色班が入った葉(斑入りタイプ)もあり、白い花糸(帯薄桃色)の先端に黄色い葯が付きります。自家受粉。
一般名:マッソニア(Massonia)、
学名:Massonia、
原産地:南アフリカ、生息分布:ケープ州など、生活環境:乾燥地帯、
生活型:球根性多肉植物
分類名:キジカクシ目キジカクシ科マッソニア属、
球根:淡褐色で紙質または皮質の外皮がある、
展葉:秋、葉質:凸凹の有無、葉数:2枚、葉形:楕円形、葉長さ:10-13cm、葉色:緑地に無班/有班、葉序:対生、
開花期:12月-2月、開花期間:1-2週間、花序形:総状花序、花冠形:鐘形/管状(花柱)、花色:白、緑、黄色、ピンク、
種子色:黒、
結実期:2月-3月、受粉者:マッソニア・デプレッサ(Massonia depressa、ハリネズミユリ)はネズミ、品種によっては自家受粉可能。
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