アッケシソウ
- 花名アッケシソウ
- 学名Salicornia europaea
- 別名サンゴソウ, Salicornia herbacea, シーアスパラ, 厚岸草, 珊瑚草, common glasswort
- 原産地欧州、アジア、北米等の寒帯地域
- 開花場所海岸, 観葉植物
- 開花期8月, 9月, 10月
- 花言葉「希望」
アッケシソウとは
アッケシソウ(厚岸草、学名:Salicornia europaea) は、欧州、アジア、北米等の寒帯地域原産でヒユ科アッケシソウ属の一年草です。日本では1891年(明治24年)に釧路の厚岸の塩湿地で最初に発見されたので「アッケシソウ(Akkeshi-sou)」と命名されました。広範な地域に生息分布しているので、名前も多く、秋に赤く色づくのでサンゴソウ(珊瑚草)や、Common Glasswort(コモン・グラスワート)、シーアスパラガス(Sea Asparagus)、シービーンズ(Sea beans)、シーピクルス(Sea pickles)、サムファイアー(Samphire)、パスピエール(仏:Passe Pierre)とも呼ばれます。
草丈は10〜30cmです。茎は円筒形で各節からたくさんの枝が対生して出ます。茎と枝は濃緑色からですが、9月~10月に赤紫色に色づいて赤珊瑚のように見えるのが観賞の対象とされます。葉は退化して鱗片状になっています。8月~9月に葉腋から穂状花序を伸ばし、節間の両側にある窪みから3輪ずつ小花を付けます。小花は米粒大の白花で、花被は退化して萼片が発達したもので全く目立ちません。アスパラガスに多数の節を付けたような感じの植物で、欧州ではアスパラガスと同様、茎葉を茹でて野菜として食べます。
塩生植物
厚岸草(S. europaea)は、塩分濃度の濃い場所で生きる 「塩生植物」の一つです。同様の植物には、エアープラントや、ツルナ(蔓菜、学名:Tetragonia tetragonoides)、ビート(Beet、学名:Beta vulgaris ssp. vulgaris var. vulgaris)、塩トマトなどがあります。
名前の由来
属名の「Salicornia」は、ラテン語の「Sal(塩)」+「cornu(角笛)」の合成語で、塩分の多い場所に生える角笛のように節の多い植物と言う意味です。種小名の「 europaea」は「ヨーロッパの」という意味です。
一般名:アッケシソウ(厚岸草)、学名:Salicornia europaea、又名:サンゴソウ(珊瑚草)、Common Glasswort(コモン・グラスワート)、シーアスパラガス(Sea Asparagus)、シービーンズ(Sea beans)、シーピクルス(Sea pickles)、サムファイアー(Samphire)、、パスピエール(仏:Passe Pierre)、分類名:植物界被子植物真正双子葉類ナデシコ目ヒユ科アッケシソウ属アッケシソウ種、原産地:欧州、アジア、北米等の寒帯地域、分布地:日本では厚岸(釧路)などの北海道、草丈:10〜30cm、茎と枝色:緑→赤(秋)、観賞期:9月~10月、茎は円筒形をしており、茎の各節から多数の枝が対生して出る、葉:退化して鱗片状、開花期:8月~9月、花の出る場所:葉腋、花序:穂状花序、花の付き方:節間の両側に窪みがあり3輪ずつ小花を付ける、花色:米粒大の白花、花被:退化して萼片が発達、用途:観賞用、野菜(葉茎を茹でて食べる)、注記:絶滅危惧IB類。