ツヅラフジ

Sinomenium acutum

万葉集でよまれた草木,有毒植物

  • ツヅラフジ
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  • 花名
    ツヅラフジ
  • 学名
    Sinomenium acutum
  • 別名オオツヅラフジ, 大葛藤, 葛藤, Tsuzurafuji, つづら, ツヅラ, ツタノハカズラ
  • 原産地日本~台湾、中国
  • 開花場所野原・畦道, 低山
  • 開花期6月, 7月
  • 花言葉「色気」「品」

ツヅラフジとは

ツヅラフジ(葛藤、学名:Sinomenium acutum, 旧学名:Cocculus acutus)は、日本~台湾、中国原産で、ツヅラフジ科ツヅラフジ属の落葉蔓性広葉木本です。関東から四国、九州の山地の林縁に自生します。左巻きの太い蔓を10m程伸ばします。葉には葉柄があり、葉長さ6-15 cmで葉の形は様々、枝に互生して付きます。夏に、枝先や葉腋から15 cm程の円錐花序を伸ばし花径約0.4 cmで花弁数6、萼片数6を持つ緑色の花を咲かせます。秋に0.6-0.7 cmの球形をした暗青色の核果が成りますが猛毒なので食べられません。


名前の由来と用途


和名は、蔓が藤に似ていることと、蔓から葛籠(つづら)が作られたことに拠ります。茎と根茎は生薬「防已(ぼうい)」の材料となります。万葉集では「」
別名で「オオツヅラフジ(大葛藤)」と呼ばれるのは同科異属(アオツヅラフジ属)で似ている「アオツヅラフジ(青葛藤、Cocculus orbiculatus)」と比べると葉が大きいことに拠ります。


万葉歌とツヅラフジ


万葉歌第14巻3434番歌
作者:不詳
題詞:(東歌)
登場する植物:都豆良(つづら)

原文
可美都家野 安蘇夜麻都豆良 野乎比呂美 波比尓思物能乎 安是加多延世武

読み
上つ毛(かみつけ)野(の) 阿蘇山(あそやま)葛(つづら) 野を広(ひろ)み 延(は)ひにしものを 何(あぜ)か絶えせむ

意味
上つ毛(かみつけ、群馬県)の 阿蘇山(あそやま)のつづらが 野に広々と 蔓延しているように どうして私のあなたに対する思いが絶えることがありましょうか。


花言葉


「色気」「品」

一般名:ツヅラフジ(葛藤)、学名:Sinomenium acutum、学名シノニム:Cocculus acutus、別名:オオツヅラフジ(大葛藤)、ツタノハカズラ (蔦葉葛)、分類名:植物界被子植物真正双子葉類キンポウゲ目ツヅラフジ科ツヅラフジ属ツヅラフジ種、蔓長:10 m、葉柄:5-10 cm、葉色:緑(表)・粉白(裏)、葉長:6-15 cm、葉形:様々、葉縁:全縁、葉序:互生、雌雄異株(稀に同株)、開花期:6月~7月、花序形:円錐花序、花序長:15 cm、花径:0.4 cm、花色:緑、花弁数:6、萼片数:6、雄花:雄蕊数10本前後、雌花:10個以下の仮雄蕊と3個の雌蕊、果実期:9月、果実型:核果、果実形:球形、核果径:0.6-0.7 cm、果実色:暗青色、注意:茎と根茎は生薬「防已(ぼうい)」の材料、有毒植物。


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  • 花のタイプ
    放射相称花
  • 花序
    円錐/複総状花序
  • 花冠
    6弁花
  • 葉形
    卵形
  • 葉縁
    全縁
  • 生活型落葉蔓性広葉木本,つる
  • 花の色
  • 葉の色
  • 実の色
  • 高さ500.0 ~ 1000.0 cm
  • 花径0.3 ~ 0.5 cm

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