セイヨウタンポポ
Taraxacum officinale
ハーブ
- 花名セイヨウタンポポ
- 学名Taraxacum officinale
- 別名Dandelion, 西洋蒲公英, ダンデリオン, タンデライオン
- 原産地欧州
- 開花場所野原・畦道
- 開花期1月, 2月, 3月, 4月, 5月, 6月, 7月, 8月, 9月, 10月, 11月, 12月
- 花言葉「幸福」
セイヨウタンポポとは
タンポポ属の植物は世界中に数百種類あり、日本には自生種やニホンタンポポ(日本蒲公英、T. platycarpum)と呼ばれる’カントウタンポポ(関東蒲公英、T. platycarpum)’や、’シロバナタンポポ(白花蒲公英、T. albidum)’、’カンサイタンポポ(関西蒲公英、T. japonicum)など’があります。その他、欧州から帰化した’セイヨウタンポポ(西洋蒲公英、T. officinale)’が都市部で圧倒的な勢力を伸ばしています。
西洋蒲公英
セイヨウタンポポ(西洋蒲公英、学名:Taraxacum officinale)とは、欧州原産のキク科タンポポ属の多年草で、英名では、Dandelion(ダンデリオン)と呼ばれます。春に黄色い花を咲かせ子供の頃から親しまれており、開花後は白い冠毛が多数集まった球状のワタゲ(綿毛)となります。一つひとつの冠毛には種子が付いており風で飛ばされて繁殖する風媒花です。晩秋になると葉が放射状に広がり地面に張り付く、いわゆる、ロゼットで越冬します。
蒲公英は見慣れているはずですが、いつの間にか日本古来のタンポポが西洋蒲公英に入れ替わっていたりします。両者の見た目は似ており、外見だけでは分かりません。
西洋蒲公英と日本蒲公英の違い
西洋蒲公英(セイヨウタンポポ、T. officinale)と日本蒲公英(ニホンタンポポ、T. platycarpum)の違いをみてみましょう。両者はまず開花期間が異なります。外観では、上から眺めているだけでは分からないので、花を少し裏返してみました。比較結果は以下の通りです。
西洋蒲公英は一年中咲いており、総苞弁(花茎と黄色い頭花の間にある萼の一部)が反り返っています。一方、日本蒲公英は、3月〜5月に開花し花の咲いている期間が短く総苞弁は反り返っていません。西洋タンポポ(T. officinale)と日本タンポポ(T. platycarpum)では、以下のように総苞片の反り返りがあるかないかで見分けます。
ヤナギタンポポ属(別属)のタンポポ
ニホンタンポポなどはタンポポ属に属し、ヤナギタンポなどはヤナギタンポポ属に属します。
・ヤナギタンポポ(柳蒲公英 、学名:Hieracium umbellatum)
・コウリンタンポポ(紅輪蒲公英、学名:Hieracium aurantiacum L.)
・キバナコウリンタンポポ(学名:Hieracium pratensis L.)
・ウズラバタンポポ(鶉葉蒲公英、学名:Hieracium maculatum)
一般名:セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)、
学名:Taraxacum officinale(タラクサクム)、
英名:Dandelion(ダンデリオン)、
分類名:植物界被子植物真正双子葉類キク目キク科タンポポ属、
草丈:5〜40 cm、
花期:周年、花径:3〜6 cm、花色:黄・橙
食草とする昆虫:ルリシジミの成虫。
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