イチイ

Taxus cuspidata

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  • 花名
    イチイ
  • 学名
    Taxus cuspidata
  • 別名アララギ, シャクノキ, Japanese Yew, Yew, 一位, オンコ
  • 原産地日本
  • 開花場所墓地・寺院
  • 開花期3月, 4月
  • 花言葉「高尚」「哀しみ」

イチイとは

9月23日の誕生花

イチイ(一位、学名:Taxus cuspidata)とは。日本原産で、イチイ科の耐寒性・耐陰性常緑針葉高木です。
別名で、アララギや、シャクノキ(笏の木)、Japanese Yew、オンコ(onko、アイヌ語)と呼ばれます。
樹齢2000年と伝えられる木がある程寿命が長いです。
樹高は15〜20 mになります。
葉は互生し、線形で、鋸歯はありません。
雌雄異株の裸子植物で、果実を成らせるには雌雄2本の株が必要です。

春に雄花は肌色(薄黄色)、雌花は緑色の地味な花を咲かせます。
花後に、雌株には頂部が開いた果実が成り、中に種子が見えます。種の周りにある赤い果肉のようなものは仮種皮で、10月頃に赤熟します。
赤い果実の部分は食べられますが、木や葉などには毒が有り、特に種子にはアルカロイド系のタキシンという心臓毒が含まれます。

用途は、樹木を神社のご神木、墓地樹、公園樹、庭園樹、垣根、盆栽にされます。
木材は、加工しやすく、弾力に富み、時間と共に茶褐色に変色し、木目が美しいので、家具や、一刀彫、表札などの工芸品や鉛筆材にされます。
また、「一位」という縁起の良い名前から、受験のお守りにもされます。


イチイとキャラボクの違い


同科同属にイチイの変種、キャラボク(伽羅木、学名:Taxus cuspidata ver. nana)があります。
お互いに似ていますが、イチイとキャラボクの違いはい以下の通りです。
イチイは北海道~九州に分布しますが、キャラボクは日本海側の多雪地帯に分布します。
一位は直立し樹高が1500-2000cmになりますが、キャラボクは根元から分枝し樹高は50〜200cmほどです。
葉はイチイの方がキャラボクに比べて大きいです。
イチイの側枝の葉は水平に2列に並びますが、キャラボクの葉は不規則に螺旋状に付きます。

イチイ属はカヤ属とイヌガヤ属と同様、毬果(松かさ)を作りません。


花名の由来


イチイという名前は仁徳天皇の時代に飛騨から産出された木を使って最高位の「正一位」が用いる笏(しゃく)を作ったことに拠り、木目が美しく出来栄えが秀でていたことに拠ります。
属名は「Taxus」ですが、ギリシア語で「弓」を意味し、この木で作られた弓は弾性が強く狂わないことに由来します。


イチイとイチイガシは別物


名前が似ているブナ科のイチイガシ(一位樫、学名:Quercus gilva)とは別科の植物です。

一般名:イチイ(一位、櫟)、
学名:Taxus cuspidata、
分類名:植物界球果植物門(裸子植物門)マツ網マツ目イチイ科イチイ属、
別名:アララギ、シャクノキ(笏の木)、Japanese Yew、オンコ(onko、アイヌ語)、
樹高:15〜20 m、
葉身:0.5〜2 cm、葉序:互生、葉縁:全縁、葉形:線樹木を花色:薄黄色、雌花:緑色、開花期:3月〜4月、種子形:球形、結実期:10月、仮種皮色:赤、注記:赤い仮種皮以外は猛毒材


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  • 花のタイプ
    その他
  • 花序
    その他
  • 花冠
    花びら無し
  • 葉形
    線形
  • 葉縁
    全縁
  • 生活型耐寒性・耐陰性常緑高木
  • 花の色緑 薄黄
  • 葉の色
  • 実の色
  • 高さ1500.0 ~ 2000.0 cm
  • 花径0.3 ~ 0.5 cm

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