八岳薬用植物園 ポスト 八岳薬用植物園にはケンタッキーカーネルミントや、カモミール、ツノゲシ等の薬草が栽培展示されています。ピンクバーベインピンクバーベイン(Pink vervain、学名:Verbena hastata cv. Pink Spires)は、北米原産で、クマツヅラ科クマツヅラ属の耐寒性多年草です。茎は中空で横断面は四角い。夏~秋に、花茎から穂状花序を伸ばし、薄桃色の5弁花を咲かせます。青紫の花を咲かせるものはブルーバーベイン(blue vervain)と呼ばれます。 一般名:ピンクバーベイン(Pink vervケンタッキーカーネルミントケンタッキーカーネルミント(Kentucky colonel mint、学名:Mentha x villosa)は、シソ科ハッカ属の多年草です。スペアミント(Spearmint、学名:Mentha spicata)と、アップルミント(Apple Mint、学名:Mentha suaveolens )の交配した園芸品種です。スペアミントの爽やかさと、アップルミントの甘い香りが持ち味です。葉は明るい緑エキナセア・プルプレア花弁が散ってもOK エキナセア・プルプレア エキナセア・プルプレア(学名:Echinacea purpurea)とは、北米東部原産で、キク科ムラサキバレンギク属の耐寒性多年草です。 別名でムラサキバレンギク(紫馬簾菊)やエチナセア(Echinacea)、Purple Coneflower(パープル・コーンフラワー)とも呼ばれます。 草丈は50~100 cmです。 夏から秋に、花芯が赤茶色の球形オオセンナリオオセンナリ(大千成、学名:Nicandra physalodes)は、ペルー原産で、ナス科オオセンナリ属の一年草で畑の雑草となっています。夏から秋に薄青色の花を咲かせます。実(み)はホウズキのような形をしています。有毒植物なので食べられませんが、切り花やドライフラワーなどに用いられます。また、ハエ(蝿)が嫌いな匂いを出すのでユーカリ(Eucaly)やヤツデ(八手) のように、ゴミ箱やトイレの近くカレープラントカレープラント(Curry plant、学名:Helichrysum italicum)は、地中海地方原産で、キク科ヘリクリサム属の常緑低木です。ヘリクリサムの仲間で、夏に黄色い小花を咲かせます。葉は銀色です。葉と茎に強烈なカレー臭があるのが名前の由来です。用途は切り花、ドライフラワー、ポプリ、庭植や花壇に植えて楽しみます。 一般名:カレープラント(Curry plant)、学名:Helichrサルビア・ミクロフィラサルビア・ミクロフィラ(学名:Salvia microphylla)は、アメリカ南部~メキシコ原産で、シソ科サルビア属の半耐寒性宿根草・ハーブです。葉を揉むとサクランボのような芳香がするので、チェリーセージ(Cherry Sage)とも呼ばれます。尚、近縁種にサルビア・グレッギー(Salvia greggii)があり、さらに、ミクロフィラ(S. microphylla)とグレッギー(S. gregサポンソウサポンソウ(Saponaria、学名:Saponaria officinalis)は、ヨーロッパ〜中央アジア原産で、ナデシコ科サボンソウ属の非耐寒性多年草です。根にサポニンが含まれ、痰きりや咳止めの薬効が知られます。シャボンが訛ってサポンと言われたように、古くは石鹸としても使われていました。初夏〜夏に、白または淡紅色の五弁花を咲かせます。 一般名:サポンソウ(Saponaria)、学名:Saツノゲシツノゲシ(角芥子、学名:Glaucium flavum)は、欧州原産で黄色い花を咲かせるケシ科ツノゲシ属の耐寒性2年草の帰化植物です。属名のGlaucium(グラウシウム)は灰青色(glaucos)に派生し葉色のシルバー、種小名のフラウブム(flavum)は黄金色の花を意味します。和名はケシ科で果実の鞘が牛の角の形に似ていることに拠ります。英名のホーンド・ポピーは角のある(Horned)、ポピー(コリアンダーコリアンダー(coriander、学名:Coriandrum sativum L. )は、地中海原産で、セリ科コエンドロ属の一年草です。 タイ語でパクチー、中国語で香菜、またコエンドロや、独特の匂いからカメムシソウとも呼ばれます。夏に、小さな白花を咲かせます。秋に小さな球形の果実を成らせます。 香辛料ーハーブ 茎葉は香辛料として使われます。 ハーブの一種で独特の香りと味がし、葉や種子をカレーやピ アオギリアオギリ(青桐、学名: Firmiana simplex)は、中国・日本原産でアオイ科アオギリ属の落葉高木です。 掌状の葉がキリ(桐、学名:Paulownia tomentosa)に似ており、樹皮が緑色なので、青桐と呼ばれます。 樹高は10-20mです。葉に長い葉柄があり掌状の葉は3~7裂します。初夏~夏に、円錐花序を伸ばし花弁は無く、花のように見える薄黄色の5枚の萼片を多数付けます。用途は、樹木レモンイエロー・ダイヤーズ・カモミールレモンイエロー・ダイヤーズ・カモミール(Lemon yellow Dyer's chamomile、学名:Anthemis tinctoria)はヨーロッパ~トルコ原産でキク科シカギク属の耐寒性常緑性多年草です。初夏から秋にレモンイエローの花を咲かせます。花や葉には香りは殆どありません。花から黄色の染料が採れます。用途は、切花、ドライフラワー、染料です。学名はCota tinctoriaで、Antカラミンサ・ネペタカラミンサ・ネペタ(学名:Calamintha nepeta)は、地中海沿岸及び欧州原産で、シソ科カラミント属の常緑耐寒性耐暑性多年草です。カラミンサというハーブの1品種です。花茎から穂状花序を伸ばして小さな薄桃色の唇形花を咲かせます。葉は、発汗、去痰、消化促進、リラックス効果があるとされ、風邪の予防や健康促進のためハーブ料理やハーブティ、ハーブ浴に使われます。属名の「Calamintha」は「cペレニアルフラックスペレニアルフラックス(perennial flax、学名:Linum Perenne)はヨーロッパアルプス原産でアマ科アマ属の耐寒性多年草です。春に細い茎先に円錐花序を伸ばし薄青色や白い5深裂した漏斗状の花を沢山咲かせます。花弁には筋が入ります。朝から午後まで咲く1日花ですが、次から次へと花を咲かせます。葉は螺旋状に互生します。 一般名:ペレニアルフラックス(perennial flax)、セイヨウノコギリソウセイヨウノコギリソウ(西洋鋸草、学名:Achillea millefolium)とは、ヨーロッパや西アジア原産で、キク科アキレア属の耐寒性多年草の帰化植物です。 別名で、アキレア(Achillea)や、コモンヤロウ(Common yarrow)と呼ばれます。 葉は緑色で細くギザギザしています。 葉は、潰して切り傷に当てると痛み止めや止血効果があります。若葉はサラダや茹でて食べられます。 初夏~カシワバアジサイカシワバアジサイ(柏葉紫陽花、学名:Hydrangea quercifolia)は、アジサイ科アジサイ属の耐寒性落葉低木「アジサイ(紫陽花)」の大型品種です。北米原産で、装飾花の白い花穂がピラミッド状(長円錐状)をしているのが特徴です。英名では、葉の形から「Oak-leaved Hydrangea(オークリーブドハイドランジア)」とも呼ばれます。 樹高は100〜200 cmです。葉は長さ10~2フェンネルフェンネル(Fennel、学名:Foeniculum vulgare)は地中海沿岸原産でセリ科ウイキョウ属の多年草です。 ウイキョウ(茴香)とも呼ばれます。 初夏から盛夏に、黄緑色の花茎の先端から小枝を数本放射状に出し、その小枝の先に黄色い小花を密集させた小塊を咲かせます。花後に、小さな長楕円形の枯れ色をした果実が成ります。葉茎や種子は香辛料としてカレー粉の材料となり、葉は魚料理のスパイスとされま 他の特集特集 花名に「形状名」特集 花名に「形状名」 三角形や、四角形、円形(丸)、楕円形、など、花名に形状名が付いたものをのせました。例えば、三角草や、四角豆、大丸盆などがあります。カエデの仲間世界が憧れる真っ赤に紅葉した葉が美しい日本の秋を彩る代表選手がカエデの仲間 達です。特集 8月の黄色い花特集 8月の黄色い花 橙色と同様、明るさと元気をくれる、黄色い8月に咲いている花を集めました。 写真やイラストなど、全部で214種あり、1年前より9種増えました(2024年8月17日現在)。 中には橙色に近い花や、白っぽい花、複色の花もあります。写真が無い花は有紀@かぎけんが、美しいイラストを描いてくれました。どうぞお楽しみください。 アングロカステ、モンキーオーキッド、メタカラソ01月の緑色の花一覧特集 1月の緑色の花一覧 1月に咲く花は少ないですが、さらに緑色の花は希少です。 少ないながら見て行くと、畑で元気なイネ科のロクジョウオオムギ(六条大麦、学名:Hordeum vulgar f. hexastichon)や、ウマノスズクサ科のフジノカンアオイ(藤野寒葵、学名:Asarum fudsinoi)、温室で咲いているラン科のパフィオペディルム サクハクリ フォーマ アルバム 'Hisa特集 7月の白い花7月に咲いている白い花を集めました。355種ありました(2023年7月9日現在)。 7月の代表的な白花 初夏の白花というと、水辺の花であるヒツジグサやスイレン、ミズバショウ、湿地の花ノハナショウブ、モウセンゴケ、浜辺の花のハマユウ、野原の花ではオカトラノオやカラマツソウ、(亜)高山植物ではエーデルワイス、マイヅルソウ、チングルマ、香りの花ではベルガモットやクチナシ、カモミール、野菜ではピーダムツーリング夏ダムツーリング夏2022年7月23日 「ダムツーリング」は弊社副社長 藤田明希が「ダム」を主題にしたとても魅力的な体験記です。「山間部のダムに行く途上、帰途で出会うは春は花々、夏は葉の緑(マムシグサは特に面白いと思いました)、秋は紅葉、冬はダムそのものが(ツバキ園も冬の楽しみの一つ)楽しめます。」と述べているように、行く先々で野草の花を撮ってきてくれます。この「ダムツーリング夏」は2022年7月2