肥後菊 菊>古典菊
Chrysanthemum morifolium cv. Higo
- 花名肥後菊 菊>古典菊
- 学名Chrysanthemum morifolium cv. Higo
- 別名菊, キク, Chrysanthemum morifolium, 肥後菊, Higo
- 原産地日本の園芸品種
- 開花場所鉢花
- 開花期11月, 12月
肥後菊 菊>古典菊とは
肥後菊(ヒゴギク、学名:Chrysanthemum morifolium cv. Higo)は、中菊(中輪菊ですがそれでも大中小菊があります)、肥後地方、現在の熊本県で発達した古典菊です。
古典菊とは江戸時代に育種され保護されて現代に至っている伝統的な菊で、チョウジギク(丁子菊)やサガギク(嵯峨菊)、イセギク(伊勢菊)などがあります。
熊本には「肥後六花」と呼ばれる代表的な花があり、肥後菊もその一つです。因みに、「肥後六花」は、肥後菊(ひごぎく)、肥後椿(ひごつばき)、肥後芍薬(ひごしゃくやく)、肥後花菖蒲(ひごはなしょうぶ)、肥後朝顔(ひごあさがお)、肥後山茶花(ひごさざんか)の6種です。
肥後六花の特徴は、花芯(雄蕊)が見事なこと、花形が一重一文字咲きであること、花色が純粋なことの三点とされます。
肥後菊作りは、熊本の藩主により武士の修養とされ「養菊指南車」という栽培書まで作成され色、並べ方まで厳しく律されています。
肥後菊の特徴
花は、薄物、一重咲き、平開であること、
花形は平弁か管弁であること、花弁は重ならない、間が透けている
花色は、紅、白、黄の純色であること
が定められています。また、植え方は1本だけを植えるのではなく、前・中・後列の3列で、高さは低・中・高の順に植えるような決まりごとがあります。
C.m: Chrysanthemum morifolium、シノニム:Chrysanthemum grandiflorum