メタセコイア
- 花名メタセコイア
- 学名Metasequoia glyptostroboides
- 別名アケボノスギ, 曙杉, Metasequoia
- 原産地中国四川省
- 開花場所植物園, 公園, 街路、植栽
- 開花期2月, 3月
メタセコイアとは
メタセコイア(Metasequoia、学名:Metasequoia glyptostroboides)は中国原産で「生きた化石」植物として知られるスギ科の落葉針葉高木です。これまで最古の第三紀(約6000万年前~)に誕生していてその後絶滅したと思われていましたが、1946年、四川と湖北両省で発見されました。樹名は粘土層に含まれる植物化石を研究していた三木茂博士が新しい属名として1941年に命名したことによります。和名では、晩秋に幹や葉が赤くなるので、アケボノスギ(曙杉)と呼ばれます。
中国から100本の苗を譲り受け北海道〜九州の日本全国に配布されました。やや湿った場所を好み、樹形は円錐形で美しく、樹皮は赤褐色で、縦に裂け目が入ります。葉は上面がサワーグリーン、下面が薄緑色をして2列水平羽状対生します。春に、葉に先行して卵形で黄褐色の雄花が多数集合して長い垂下した総状花序に付きます。雌花は緑色で枝先に1個ずつ付きます。秋から冬に雌花が咲き終わると球果が付いて熟すと松笠状の果実(果鱗)が開き翼のある種子が地面に落ちます。果実はその後も枝に残ります。葉は黄褐色に紅葉して、その後、弱い側枝と共に落下します。生きた化石として珍しいことや、成長が早く樹形が美しいことから、公園樹や学校の植樹、街路樹として植えられます。木材としては柔らかいので利用範囲は限られます。
さらに古い樹木が発見される!
1994年にオーストラリアのシドニーから西方に200 km離れたウォレマイ国立公園内の渓谷a href="https://www.flower-db.com/ja/flowers/wollemia-nobilis"でジュラシック ツリー(jurassic Tree、学名:Wollemia nobilis)、英名では、Wollemi Pine(ウォレマイ ・パイン)が発見され、これまで最古とされてきた第三紀(約6000万年前~)のメタセコイア(Metasequoia、学名:Metasequoia glyptostroboides)より 更に古く現存する最古の種子植物(2億万年前・1億5千万年前~)であり希少種とされました。
一般名:メタセコイア(Metasequoia)、学名:Metasequoia glyptostroboides、別名:アケボノスギ(曙杉)、分類名:植物界裸子植物門マツ綱マツ目スギ科メタセコイア属、原産地:中国四川省、分布:中国から100本の苗を譲り受け、北海道〜九州の日本全国に配布されました。 環境:やや湿った場所、樹高:20〜30m(max.35m)、樹径:1.5m、樹形:円錐形、葉序:2列水平に羽状対生、葉色:緑、小葉形:線形、小葉長:2〜3cm、葉幅:0.1cm、雌雄:同株、花色:黄褐色(雄花は総状花序)、緑(雌花花序)、花弁数:0、花穂径:5〜10cm(雌花・雄花とも)、雄花形:卵形、小花径:0.5cm(雄花)、開花期:2月〜3月、果実形:卵状の松笠形球果、果実径:1.5cm、果実色:褐色、結実期:10月〜11月、種子径:0.2〜0.3cm、種子色:薄黄、用途:公園樹、学校、街路樹。