ナルキッスス・カンタブリクス
水仙分類 10群 原種スイセン(Species and their forms and wild hybrid),季語:冬, 毒草
- 花名ナルキッスス・カンタブリクス
- 学名Narcissus cantabricus
- 別名水仙, ナルシッサス, Narcissus
- 原産地イベリア半島-北アフリカ
- 開花場所庭
- 開花期1月, 2月, 3月, 4月, 12月
- 花言葉白:「神秘」
ナルキッスス・カンタブリクスとは
ナルキッスス・カンタブリクス(学名:Narcissus cantabricus)とは、スぺインなどのイベリア半島~北アフリカ原産で、ヒガンバナ科スイセン属の球根植物「スイセン(水仙、学名:Narcissus)」の原種の1つです。
葉は根生葉で、細長く円柱状をしています。
冬~春に、ラッパ状の下向きに花を咲かせます。花色には、黄色や、白、橙、ピンクがあります。
繁殖は球根で行います。
全草、特に、球根に毒があるので食べると危険です。
花名の由来
属名の「ナルキッソス(Narcissus)」は、ギリシャ神話に出て来る美青年を語源とします。ナルキッソス(Narkissos)、フランス語ではナルシス:Narcisse)は泉の水面に映った自分の姿に恋をして、かなわぬ思いを抱いたまま衰弱死して、その場所からスイセンが生えたとされます。
種小名の「cantabricus」は、産地であるスぺインのカンタブリア地方「Cantabria」に因みます。
スイセンの系統
スイセンは品種が豊富です。スイセンの系統は、以下のように分類されます。
表示の仕方
群 花弁(花被片)色 - 副花冠の 基部の色、中央の色、先端の色
【色】W:white(白)、Y:yellow(黄)、O:orange(橙色)、P:pink(桃色)、R:red(赤)、G:green(緑色)、C:cream(薄黄)、L:lemon-yellow(レモン色)
例:日本ズイセンは、8W-Y (8群 花弁色が白、花冠は基部、中央、先端とも黄色と言う意味です)
原種スイセンは10群
例:ナルキッスス・カンタブリクス(学名:Narcissus cantabricus)、
トリアンドルス、シクラミネウス、ジョンクィラ、タゼッタ、ポエティクス
1群
喇叭水仙(ラッパスイセン、Trumpet narcissi)ー1茎に1花。(副花冠の長さ)=或>(花弁長さ)
2群
大杯水仙(オオバイスイセン、Large-cupped narcissi)ー1茎に1花。(花弁長)>(副花冠の長さ)=或>(花弁長さの1/3)
3群
小杯水仙(コバイスイセン、Small-cupped narcissi)ー1茎に1花。(副花冠の長さ)=或<(花弁長さの1/3)。例:チキータ
4群
八重咲水仙(ヤエザキスイセン、Double daffodils)ー1茎に1花。副花冠、雌蕊、雄蕊が花弁化して八重咲きとなる。
5群
トリアンドルス・スイセン(Triandrus daffodils)ー1茎に3-4花。
6群
キクラミネウス、シクラミネウス・スイセン(Cyclamineus narcissi、学名:Narcissus cyclamineus)ー原種シクラミネウスの性質を持つ。
花弁が反り返り、副花冠は長い筒状。
7群
ジョンクィラスイセン、ジョンキル(Jonquilla narcissi)-1茎多花。原種ジョンクィラの性質を持つ。芳香スイセン。
8群
房咲き水仙(フサザキスイセン、Tazetta narcissi)ー1茎に房状の花。原種タゼッタの性質を持つ。
9群
口紅スイセン(ポエティクス、Poeticus narcissi)-副花冠の先が口紅を塗ったように赤い、原種ポエティクスの性質を持つ
10群
原種スイセン(Species and their forms and wild hybrid)
11群
スプリットコロナ、スプリットコロナズイセン(Split-corona narcissi)-副花冠が裂けている
12群
その他のスイセン(Miscellaneus narcissi)-上記に属さないスイセン。
一般名:ナルキッスス・カンタブリクス、
学名:Narcissus cantabricus、
別名:ナルキッススをナルシッサスやナーシサスとも読む、
分類名:植物界被子植物単子葉植物キジカクシ目ヒガンバナ科スイセン属 、
原産地:イベリア半島-北アフリカ岸、
生活型:耐寒性球根、
草丈:10~20 cm、
開花期:12月~翌3月、花径:3cm、花色:白、花冠形:漏斗状で副花冠あり。
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