ウツボカズラ
インテリア・寝具,,食虫植物
- 花名ウツボカズラ
- 学名Nepenthes rafflesiana
- 別名靫葛, ネペンテス, Tropical Pitcher Plant, Nepenthes, rafflesiana
- 原産地マレー半島など東南アジア
- 開花場所温室
- 開花期6月, 7月
ウツボカズラとは
ウツボカズラを調べていて面白いことに気付きました。学名のNepenthes rafflesiana(ネペンテス・ラフレシアナ)の種小名「rafflesiana(ラフレシアナ)」が、世界最大の花「ラフレシア・アルノルディー(学名:Rafflesia arnoldii)」や、シンガポールの超高級ホテル「ラッフルズホテル(Raffles Hotel)」、このウツボカズラ自体も関係があるということ。
どういうことかと言うと、rafflesiana(ラフレシア)は、シンガポールの創設者で植物学者である Thomas Raffles(ラッフルズ)さんがジャングルの探検隊 隊長の時にを発見し、ウツボカズラを採取し、後にホテル名にされているんですね。
さらに、属名の「Nepenthes」は、「ne(not)」+「penthe(苦痛・悲しみ、pathos )」の合成語で「苦痛・悲しみを忘れさせるもの」と言う意味で、この植物の発見を相当喜んだ 大植物学者 カール・フォン・リンネ氏が名付けています。
ラッフルズホテル(シンガポールで撮影)とラフレシアの花(これはレプリカ)
上の2枚はニューカレドニア・リビエルブルー州立公園で撮ったウツボカズラです
ウツボカズラ(靫葛、学名:Nepenthes rafflesiana)はマレー半島など東南アジア原産でウツボカズラ科ウツボカズラ属の常緑蔓性食虫植物です。葉の先端から伸びた細い蔓先に壺状の捕虫袋をつけます。何本も垂れ下がった筒型捕虫袋(=捕虫嚢)の底に消化液が溜まっており、入り込んだ虫を捕らえて消化液を出して虫を溶かし栄養分にして成長します。葉のように見えるものは葉柄が広がったもので偽葉 (phyllode) と呼ばれます。捕虫袋は葉が変形したものです。捕虫袋は上下で形が異なり、上部の袋は斑紋入りで壺状、下部の袋は球形をしています。花は雌雄異株で別々の株に付きます。6月~7月に総状花序を伸ばし赤または紫色の小さな目立たない4弁花をつけます。
用途は、観葉植物で、観賞用として温室で栽培されます。
名前の由来
和名は、捕虫袋が、矢を入れる靫(うつぼ、Utsubo)に似ていることによります。
属名の「Nepenthes」は「ne(not)」+「penthe(苦痛・悲しみ、pathos )」の合成語で「苦痛・悲しみを忘れさせるもの」と言う意味で、本植物の発見に際しカール・フォン・リンネが名付けました。
種小名の「 rafflesiana」は、英国の植民地行政官・シンガポール創設者・植物学者の「Sir Thomas Stamford Binpathos gley Raffles(トーマス・タンフォード・ラッフルズ卿、1781年7月6日 - 1826年7月5日)」への献名です。同氏は、単体で世界最大の花「ラフレシア (Rafflesia) 」を発見し、またウツボカズラを採取しました。シンガポールの有名ホテル「ラッフルズ・ホテル(Raffles Hotel)」は同氏に因んで命名されました。
■ウツボカズラの仲間
ショクチュウカ(食虫花)
一般名:ウツボカズラ(靫葛)、学名:Nepenthes rafflesiana、別名:Tropical Pitcher Plant、ネペンテス(Nepenthes)、分類名:植物界被子植物門真正双子葉類ナデシコ目ウツボカズラ科ウツボカズラ属、原産地:南アジア、生活型:低地の林縁、生活型:常緑蔓性食虫植物、樹高:1~2 m、葉身長:15~30 cm、葉形:楕円形、葉柄:有、雌雄異株、開花期:6月~7月、花序形:総状花序、花弁数:4、花色:赤または紫、花径:0.6 cm、花長さ:1cm、用途:食虫植物、観葉植物。
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