特集 熱帯睡蓮
特集 熱帯睡蓮
スイレン(睡蓮、学名:Nymphaea Hybrids)には、熱帯スイレン(Tropical water lilies)と温帯スイレン(Hardy water lilies)があります。その違いを以下に述べます。
属名の「Nymphaea」とは、ギリシャ神話の水の精「Nymph(ニンフ)」のことで、水辺で美しい花を咲かせることに拠ります。
■熱帯睡蓮と温帯睡蓮の違いと特徴
熱帯スイレン(tropical water lilies)は、花や葉が大きく、葉縁に鋸歯があり、水面より立ち上がります。
温帯スイレン(hardy water lilies)は、品種改良が進められ種類が多く、花や葉の大きさが大中小とあり、葉縁は全縁で、水面に浮かんで咲きます。
このように、熱帯スイレンの最大の特徴は、花茎を水面より上に数cm伸ばして花を咲かせると、葉縁に鋸歯があることです。
■熱帯睡蓮と温帯睡蓮の品種
熱帯スイレンには、昼咲き品種と夜咲き品種があります。昼咲き品種には、普通品種とムカゴ品種があります。
温帯スイレンには普通品種とヒメスイレン(姫睡蓮、学名:Nymphaea cv.)があります。
■熱帯睡蓮の品種
熱帯睡蓮の品種には、'ミセス・エドワード・ホイタッカー'(学名:Nympheae sp. cv.Mrs.Edward Whitaker)や、'ニンファエア・イミュタビリス 'ディープ ブルー'(Nympheae immutabilis 'Deep Blue Flower Type')、'ミセス・ジョージ C.ヒッチコック'などがあります。
■熱帯睡蓮の花の大中小輪と花径の関係ー【花】小:4~18cm、花中:18~24cm、花大:25~30cm
■熱帯睡蓮の葉の大中小輪と葉径の関係ー【葉】小:20~35cm、葉中:35~60cm、葉大:80cm
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