特集 花名に『数・数字』 ポスト 花名に『数・数字』 花名に数字の、1,一、5、五、九、百、千、万、などが付く花を集めました。 ■関連ページ 花名に『数・数字』イチイイチイ(一位、学名:Taxus cuspidata)は日本原産で、イチイ科の耐寒性・耐陰性常緑針葉高木です。 イチイという名前は仁徳天皇の時代に飛騨から産出された木を使って最高位の「正一位」が用いる笏(しゃく)を作ったことに拠り、木目が美しく出来栄えが秀でていたことに拠ります。樹齢2000年と伝えられる木がある程寿命が長い。 別名で、アララギや、シャクノキ(笏の木)、Japanese Yew、オンアリドオシアリドオシ(蟻通し、一両、学名:Damnacanthus indicus)とは、日本~朝鮮半島、中国、インド原産でアカネ科アリドオシ属の常緑広葉低木です。 別名で、イチリョウ(一両)、タマゴバアリドオシ (卵葉蟻通) と呼ばれます。関東以西〜九州、沖縄の山地で常緑樹の林下に自生します。 樹高は20~60cmで、主茎は直立し、側枝は二又して横に広がります。 若い枝には長さ1~2cmの目立つ鋭い棘がマンリョウマンリョウ(万両、学名:Ardisia crenata)は日本、中国、朝鮮、インド原産でヤブコウジ属の耐寒性常緑小低木です。葉縁に鋸歯があり厚く光沢のある葉が、茎頂に互生に密集して付きます。初夏に葉の下から白い小花を多数下向きに咲かせます。花後につく球形の実は、12月頃から赤く熟しますが落下せず次の冬まで残るものもあります。用途は、庭木や、鉢植、漢方薬などで、正月の縁起物としても使われます。 一キミノセンリョウキミノセンリョウ(黄実千両、学名:Sarcandra glabra f. flava)は、葉上に果実を成らすセンリョウ科センリョウ属の常緑小低木「センリョウ(千両、学名:Sarcandra glabra)」の色違い果実をつける品種です。センリョウは無花被花(achlamydeous flower)です。枝先に子房と雄蕊が1個付き、花弁や萼はありません。冬に赤い球形の果実を成らせますが、黄実千両(Sセンリョウセンリョウ(千両、学名:Sarcandra glabra)は、インド、マレーシア、日本原産で、センリョウ科センリョウ属の常緑小低木です。葉に光沢があり、薄く、皮質で、葉縁に鋸歯があります。 葉上に果実を成らせます。センリョウは無花被花(achlamydeous flower)とされる花被がない花です。 夏に緑色の雌蕊が出て、その横に薄緑色の雄蕊が付きます。冬に赤い球形の果実が成ります。黄色い実が成ジュウリョウジュウリョウ(十両、学名:Ardisia japonica)は、サクラソウ科ヤブコウジ属の耐寒性常緑広葉小低木です。藪中に自生する小さなマンリョウという感じの木です。葉が蜜柑(ミカン)=柑子(こうじ)の葉に似ていることから、別名で「ヤブコウジ(薮柑子)」と呼ばれます。根茎にはせきどめや湿疹の薬効があるとされ「紫金牛(しきんぎゅう)」という生薬とされます。花後の冬に成る小さい球形の可愛い赤い実が、1ヒャクリョウヒャクリョウ(百両、学名:Ardisia crispa)はサクラソウ科ヤブコウジ属の耐寒性常緑低木です。 葉は細長く、鋸歯はありません。 初夏に白花を咲かせ、冬に赤または白い実をつけます。 庭木や鉢植えに利用されます。 旧貨幣名が付いた花 旧貨幣名がついているのは、果実の多さや樹高の高さに因みます。 果実が多い→少ない順に、マンリョウ(万両、学名:Ardisia crenata)、センリョウゴヨウマツゴヨウマツ(五葉松、学名:Pinus parviflora)とは、日本原産でマツ科マツ属の高木です。 樹齢が長く、耐暑性・耐寒性があり、曲げにも耐えるので盆栽の定番とされます。 一般名:ゴヨウマツ(五葉松)、 学名:Pinus parviflora、分類名:植物界裸子植物単子葉類マツ目マツ科マツ属ゴヨウマツ種、 原産地:日本、生活型:針葉樹、樹高:15~20 m、樹皮色:灰褐色、樹形:円錐形、五ジュウニヒトエジュウニヒトエ(十二単、学名:Ajuga nipponensi)は、日本原産で、シソ科キランソウ属の寒性常緑多年草です。本州〜四国の山地や、農道の縁、庭で見られます。春に、花株から数本伸びた穂状序に白〜薄紫色の小花を重ねるように咲かせます。キランソウ(綺欄草、学名:Ajuga decumbens)と似ています。キランソウは匍匐性で濃い青紫色の花を咲かせます。それに対し、十二単重は茎が直立し、花茎か サンカクサボテンサンカクサボテン(三角仙人掌、学名:Hylocereus undatus)は、メキシコ原産で、サボテン科ヒモサボテン属の熱帯性常緑多年草です。 花はゲッカビジン(月下美人)と似ており、同時期の夏から秋の夜間に開花します。果実は’ドラゴンフルーツ(Dragon fruit)’で食用とされ、ピタヤ(Pitaya)という名前でも流通しています。 サンカクサボテンの果実、花、葉は食用となる 果肉はさほどオオミスミソウオオミスミソウ(大三角草、学名:Anemone hepatica var. japonica f. magna 又は、Hepatica nobilis var. japonica f. magna )は、日本固有種で日本海側に自生するキンポウゲ科の耐寒性多年草です。 ミスミソウ(三角草、学名:Anemone hepatica var. japonica f. japonica、または、Hepatiシカクマメシカクマメ(四角豆、学名:Psophocarpus tetragonolobus)とは、タイ、インドネシア、マレーシアなどの東南アジア原産で、マメ科シカクマメ属の蔓性一年草です。 沖縄名は、ウリズンや、うりずん豆、シカクマーミ、英名では、Winged bean(ウィングド・ビーン)、仏名はharicot aileと言います。 日本では沖縄で商用栽培され、その他の暖地では、家庭菜園や緑化カーテン用にミスミソウミスミソウ(三角草、学名:Anemone hepatica var. japonica f. japonica、または、Hepatica nobilis)は、日本固有変種で、キンポウゲ科ミスミソウ属(またはイチリンソウ属)の耐寒性多年草です。本州中部以西の日本で、山間地の落葉樹下の半日陰で、水捌けの良い場所に自生します。春に、雪を割って単頂花序に可憐な花を咲かせます。しかし、実際には、この花のよう梅 一重寒紅梅 一重寒紅(ウメ ヒトエカンコウ)、学名:Prunus mume 'Hitoe-kanko')は、日本で品種改良された野梅系野梅性の早咲き品種です。花梅(はなうめ)-野梅系(やばいけい)-野梅性(やばいしょう)、一重咲き、明るい紅色(桃色)、中輪、早咲き、1月~2月開花。梅 八重寒紅(ウメ ヤエカンコウ)の一重版です。 ■花梅とは、 花の綺麗な梅は大体「花梅」です(中に例外はありますが)。 テガタチドリテガタチドリ(手形千鳥、学名:Gymnadenia conopsea)は、ユーラシア大陸原産で、ラン科テガタチドリ属の多年草です。日本では北海道の高山に自生します。夏に花茎を出し先端から伸びた総状花序に薄紅の小花を多数つけます。和名の由来は、根が「手の形」をしていること、花の形が「千鳥」の飛ぶ姿に似ていることによります。残念ながら、ここには根っこの写真はありません。 チドリ類には、ハクサンチドリヒトエグサ ヒトエグサ(一重草、学名:Monostroma nitidum)は朝鮮半島,中国、日本原産で、ヒトエグサ科の海草です。本州~九州までの太平洋沿岸で潮間帯の岩上に付着しています。主として食用としない海草は別目の植物です。体が1層の細胞からなるのでヒトエグサと呼ばれます。葉色は緑色です。用途は佃煮原料、味噌汁、スープ、天麩羅、佃煮などがあります。 一般名:ヒトエグサ(一重草)、学名:Monosニリンソウニリンソウ(学名:Anemone flaccida)は、日本〜中国原産で、キンポウゲ科イチリンソウ属の耐寒性多年草(宿根草)の野草です。春に、低山の林床や林縁に大群落を作ります。ニリンソウは花被が1つの単花被花です。根生葉は深く裂けており、茎葉に葉柄はありません。根出葉の中から茎を1〜3本出し、1本の茎から花茎を二本以上出し花茎先端から伸びた花序に梅に似た清楚な白い小花を2輪咲かせます。花名は1本イチリンソウイチリンソウ(一輪草、学名:Anemone nikoensis)とは、スプリング・エフェメラルと知られ春早く花を咲かせる、日本〜中国原産でキンポウゲ科イチリンソウ属の耐寒性多年草(宿根草)です。本州~九州の林床や林縁に群落を作ります。草丈は20~30cmです。茎葉は鞘状で3出複葉羽状深裂します。 4月中旬~5月中旬に、花茎先端に花径4cm程の白花を一輪(二輪咲かせるものもあります)咲かせます。花はキクザキイチゲキクザキイチゲ(菊咲一華、学名:Anemone pseudoaltaica)は、日本等原産でキンポウゲ科の耐寒性多年草(宿根草)です。北海道〜本州中部の低山の林床や林縁に群生します。 スプリングエフェメラル「春の妖精」として知られ、早春に咲いた花は、夏に地上部が枯れてしまいます。草丈10〜30 cm程で、1本の茎が直立します。葉は根生葉で先端が切れた3出葉で、3葉が輪生して付きます。3月下旬~5月 アズマイチゲアズマイチゲ(東一華、学名:Anemone raddeana)は日本~朝鮮半島原産で、キンポウゲ科イチリンソウ属の落葉多年草です。北海道~九州の山地に自生します。葉は3出複葉で葉先が3浅裂し3枚が輪生します。春に茎頂に白い一輪花を咲かせますが、花弁は無く、花のように見えるものは萼片です。花言葉は「静かな瞳」です。東一華の「東」は関東を意味し、命名当時、東北方面でのみ咲いているとされましたが、その後ユキワリイチゲユキワリイチゲ(雪割一華、学名:Anemone keisueana)は日本原産でキンポウゲ科の耐寒性多年草(宿根草)です。花色に薄紫色もあるので、別名でルリイチゲ(瑠璃一華)とも呼ばれます。 本州中部~四国、九州の低山で林床や林縁に群生します。草丈は15~20cmです。根茎は赤紫色をしており先端から、冬前に根生葉が、春に花茎が出ます。根生葉には長い葉柄が有り紫色を帯びた濃緑色地に斑紋が入り3葉輪生クリンソウクリンソウ(九輪草、学名:Primula japonica)は、日本原産で、サクラソウ科サクラソウ属の多年草です。サクラソウの中では長いすっきりした茎を持ち、背が高いです。春に、根生葉の間から花茎を伸ばし、数段重ねて輪状に花を咲かせます。花は筒状花で、花弁先端は5深裂します。花色は濃桃色が一般的ですが、薄桃色や白花もあります。花後に球形の蒴果が成ります。 一般名:クリンソウ(九輪草)、学名:コモチマンネングサコモチマンネングサ(子持ち万年草、学名:Sedum bulbiferum)は日本、中国原産で、ベンケイソウ科マンネングサ属の越年草です。本州~四国、九州、沖縄の道端に不通に生えている雑草です。初夏に、集散花序を伸ばし、黄色い五弁花を疎らに咲かせます。種子は殆どできず、その代わり、葉腋に2対の葉から出来た零余子が成ります。零余子が落ちて繁殖します。 一般名:コモチマンネングサ(子持ち万年草)、学名クガイソウクガイソウ(九蓋草、学名:Veronicastrum japonicum)は、日本・中国・朝鮮半島原産で、オオバコ科クガイソウ属の多年草です。日本では本州の日当たりの良い草原に自生します。夏に、花茎を出し先端から総状花序を伸ばし紫色の小花を集合させた花穂を付けます。花名は小葉が4〜8枚輪生し、何層にもなることから付けられました。小花の花径は0.5cm程で2本の雄蕊が突き出します。若芽は食用となりまシロクガイソウシロクガイソウ(白九蓋草、 学名:Veronicastrum sibiricum subsp. japonicumは、日本、中国、朝鮮半島原産で、オオバコ科クガイソウ属の多年草「クガイソウ(九蓋草・九階草)」の白花品種です。夏に日当たりの良い草原で、花茎先端から出た花序に白い小花を集合さて咲かせます。花名は小葉が4〜8枚輪生し、層が何層にもなることから付けられました。似た花に葉が対生するオカトラノエゾクガイソウエゾクガイソウ(蝦夷九蓋草、学名:Veronicastrum sibiricum subsp. yezoense)は、日本、サハリン原産でオオバコ科クガイソウ属の多年草です。 北海道の低地~山地の明るい林縁や、野原、湿地に自生します。草丈は150~200cmと高く、クガイソウ(九蓋草・九階草、学名:Veronicastrum japonicum)より大型になります。 葉は10cm程の長さの披針形でサンセベリア・トリファスキアータサンセベリア・トリファスキアータ(学名:Sansevieria triafasciata)は、ナイジェリア~コンゴの熱帯アフリカ原産で、キジカクシ科チトセラン属の非耐寒性・常緑多年性多肉植物です。原産地では乾燥地帯に自生します。和名では、「トラノオ(虎の尾、tora no o)」とも呼ばれます。和名は、葉が灰緑色地でそこに濃緑色でギザギザした縞模様が虎の尻尾ように見えることに由来します。また、サンレプトテス・ビカラーレプトテス・ビカラー(学名:Leptotes bicolor)は、ブラジル、パラグアイ、アルゼンチンなどの南米原産で、ラン科レプトテス属の常緑性多年草です。ランの原種で、小型の着生ランです。カトレヤの近縁で、匍匐茎、または、球茎があります。レプトテス属ではこれでも株が最も大きくなり、一般に出回っている品種です。草丈は5〜7cmです。花径3〜5cmで白い花弁と赤いリップを持つ花を咲かせます。花と茎に 他の特集特集 椿品種一覧ツバキ・つばき・椿(Camellia Japonica)とは、ツツジ目ツバキ科ツバキ属の常緑高木です。椿は花の少ない冬にたくさんの品種が咲くので重宝がられます。花の色別ではピンク(桃色)の花を咲かせるものが多いですが、赤、白、黄色、複色があります。 ●ツバキ(つばき・椿)の種類一覧 椿の種類には、ヤブツバキ系や、ユキツバキ系、ワビスケ系、洋種ツバキ系の椿があります。 咲き方には、早咲きやカエデカエデ(楓)は植物界被子植物単子葉類ムクロジ目ムクロジ科カエデ属の中高木です。ここでは、アメリカハナノキ、トウカエデ、ノムラカエデ、ノルウェーカエデ 'プリンストンゴールド'、イタヤカエデ(板屋楓)、カラコギカエデ、ハナノキ、カエデ、イロハモミジ、サンゴカクモミジ、モミジ 'ベニシダレ'、ノルウェーカエデなど、カエデの種類についてご紹介します。秋の黄色い花秋に咲く黄色い花 春に咲く花に比べれば少ないですが、黄色い花は秋も多いです。ここでは、9月~11月に咲いている黄色い花をのせました。 秋は、キク(菊、Chrysanthemum morifolium)をはじめ、ツワブキ(石蕗、学名:Farfugium japonicum)、セイタカアワダチソウ(背高泡立草、Solidago canadensis var. scabra)などのキク科の植物が多い特集 花名に「節足動物名」特集 花名に「節足動物名」 花名、主に和名の前後いずれかに、節足動物―昆虫類・クモ類・甲殻類・カブトガニ類・ムカデ類、の名前が付く植物 植物名ー松虫草や、大胡蝶など。 ■関連ページ 特集 花名に「節足動物名」サの花日本語の花名の頭文字が"サ"で始まる花を集めました。"サ"から始まらないものでも、別名が"サ"から始まるものを含みます。詳細は新「かぎけん花図鑑」でご確認ください。花ではなく赤い魚が表示されている写真は画像準備中です。世界の国花ときどき国樹日本が承認している世界の国数は日本を入れて196か国です。国花または国樹とは、各国政府が承認しているもののことです。また、国花・国樹に準ずるものとして、その国の長年の習慣や、国民に愛好され国を象徴するようになったものも載せています。さらに、日本と国交を樹立していない国家のものも入れました。最終的にこの「世界の国花、ときどき国樹」には156個が掲載されています。これまで当WEB名を「世界の国花」とし