朝鮮半島の花 ポスト 朝鮮半島の花ホタルブクロホタルブクロ(蛍袋、学名:Campanula punctata)は、日本~中国原産で、キキョウ科ホタルブクロ属の耐寒性多年草です。日本の東北から近畿までの本州の、山地や林縁に自生します。 草丈は30〜80 cmです。葉は根生葉で披針形をしており、花の開花期には枯れます。花名は、蛍を採集して入れるのに使われたことによります。梅雨時~初夏に、穂状花序を伸ばし、赤紫色~淡紅色や、白花を咲かせます。花径3スズムシソウスズムシソウ(鈴虫草、学名:Liparis makinoana)とは、日本、朝鮮半島、ロシア原産で、ラン科クモキリソウ属の多年草です。日本では、北海道~九州の山地の林床に生えます。草丈は10 - 20 cmで、稜の有る花茎が直立します。長楕円形で2枚出た葉には縦方向の明瞭な主脈があり、葉縁には鋸歯が有り波打ちます。4月~6月に、葉の間から花序を伸ばし、花径3 cm程の淡紫褐色をした小花を10輪ほどホタルカズラホタルカズラ(蛍葛、学名:Lithospermum zollingeri )は、日本、朝鮮半島、台湾、中国原産で、ムラサキ科ムラサキ属の常緑多年草です。北海道から九州、沖縄の野原や山地の林内に自生します。茎は地面を這って成長します。草丈は20cm以下と低いです。草全体に粗毛があります。葉は倒披針形で表面に剛毛が生えています。直立した細い茎から花茎を伸ばし、春に青紫色で中央に白色で星形をした隆起のあイワタイゲキイワタイゲキ(岩大戟、学名:Euphorbia jolkiniis)とは、日本、朝鮮半島、台湾原産で、トウダイグサ科トウダイグサ属の多年草です。春に、海岸の岩場に黄色い群生を作ります。葉は密で互生して付けます。直立した太い茎先に黄花のような苞葉を複数個咲かせます。本当の花は苞葉に包まれた黄色い小さな目立たないものです。中央に1本の雌花がありその周辺を数本の雄花が取り囲むトウダイグサ属の特徴である杯エゾスカシユリエゾスカシユリ(蝦夷透百合、学名:Lilium pensyvanicum)は、中国、朝鮮半島、東シベリア、日本原産でユリ科ユリ属の多年草です。夏に北海道や本州北部の山地の草地や海岸の礫地に自生します。真っ直ぐ伸ばした茎端に杯状の橙色の花を上向きに咲かせます。花弁は6片で内側に小さな濃橙色の斑点が多数あります。透百合の名前の通り花弁の間に隙間があります。葉は披針形で地下に鱗茎があり、食用となります。エビネエビネ(海老根、学名:Calanthe discolor)は日本原産でラン科エビネ属の多年草です。樹上ではなく、地面に生える野生のランです。北海道から沖縄の日本や、朝鮮半島、中国に分布します。草丈は20〜60cmで、大きな長楕円形の葉を数枚つけます。春、花茎から伸びた総状花序に小さな蘭形の花を多数つけます。花色は多種多様で、花は萼片、側花弁、唇弁から構成されます。周年咲きますが、春咲き品種が多く、オカトラノオオカトラノオ(丘虎の尾、学名:Lysimachia clethroides)は、日本等原産で、サクラソウ科オカトラノオ属の耐寒性多年草です。野原で見かけます。地下茎を伸ばして増殖します。夏に、花茎先端から長い総状花序を伸ばし、杯状の花弁で先端5深裂した白い小花を多数咲かせます。花は下から上に向かって咲くので、先端の花が咲く前に下方の花が萎れ始めます。葉は秋に紅葉して美しい。属名 Lysimachiギシギシギシギシ(羊蹄、学名:Rumex japonicus)は、日本、朝鮮半島、中国、台湾、ロシア原産で、タデ科ギシギシ属の大型多年性野草です。太い茎が直立し上部でよく分枝します。根生葉は長い葉柄の先に長楕円形の葉が付き叢生します。葉の基部は平らです。似た植物にギシギシ(羊蹄、学名:Rumex japonicus)と似た植物に、同属でヨーロッパ原産の帰化植物、エゾノギシギシ(蝦夷の羊蹄、学名:Rumexクルマユリクルマユリ(車百合、学名:Lilium medeoloides)とは、日本や朝鮮半島原産でユリ科ユリ属の(亜)高山性多年草です。 日本では、北海道~本州中部以北の高山に自生します。 花名の由来はユリ科の植物であり、輪生に茎に付く葉を車輪の輻(や)=スポーク(spoke)に見立てたことに拠ります。 スカシユリとの違い 車百合(Lilium medeoloides)とスカシユリ(Lilium mac シャクヤクシャクヤク(芍薬 、学名:Paeonia lactiflora)は、中国北部~朝鮮北部原産で、ボタン科ボタン属の耐寒性多年草(宿根草)です。 日本へは漢方薬として渡来しました。 根に収斂、鎮痙、鎮痛の薬効があるとされます。茎先に大型の花を一輪咲かせます。花弁は10枚程のものが多く、葉は複葉で互生します。花後に3~5個の袋果から構成される果実を付けます。 「立てば、シャクヤク、座れば、ボタン(牡丹)コウホネコウホネ(河骨、学名:Nuphar japonicum)は、日本、朝鮮半島、台湾原産で、スイレン科の多年生水草です。別名でカワホネやセンコツ(いずれも、川骨) 、カワバス(川蓮)とも呼ばれます。本州~九州、沖縄の池や浅瀬で抽水生活をおこないます。 草丈は10〜40cmです。水底にある白い根茎から、5月〜9月に細長い花茎を伸ばし、先端に花径5cm程の黄金色の花を一輪咲かせます。花は中央から周辺に向けハイマツハイマツ(這松、学名:Pinus pumila)とはアジア東北部~日本原産で、マツ科マツ属の低木這性常緑針葉樹です。北海道〜中部地方の高山のような厳しい環境に生えるので風雪の影響で樹高は1〜2mにしかならず、横に枝を広げます。樹皮は黒褐色をしており、葉は濃緑色で針状をしています。夏に、雌雄同株で、紅色で楕円形の雌花と、球形の紫紅色の雌花を付けます。果実は松ぼっくりと呼ばれ、果実は卵状円錐形の球果でチョウジソウ和風で清楚な薄青色の花、秋に葉が黄葉 チョウジソウ(丁子草、学名:Amsonia elliptica)は日本や東アジア原産でキョウチクトウ科チョウジソウ属の非耐寒性・非耐暑性宿根草です。別名で、ハナチョウジ(花丁子)、アムソニア(Amsonia)や、ブルースター(Japanese Bluestar)とも呼ばれます。日本では、北海道〜九州の湿地に自生します。草丈は30~70 cmで茎は直立します。ナゴランナゴラン(名護蘭、学名:Phalaenopsis japonica)は日本、朝鮮半島原産で常緑樹に着生するラン科の常緑多年草です。沖縄県名護市の八重岳に自生し、日本で初めて発見されたことから命名されました。夏に、葉の間から長い花茎から伸びた総状花序に強い芳香のある5〜6個の小花を咲かせます。花の側萼片と唇弁には、紫の横縞紋や斑紋があります。フウラン(風蘭)とも近縁種です。 一般名:ナゴラン(ナツツバキナツツバキ(夏椿、学名:Stewartia pseudocamellia)は日本~朝鮮半島原産で、ツバキ科ナツツバキ属の落葉高木です。初夏に、枝から集散花序を伸ばし、ツバキ(椿)に似た白花を咲かせます。 木材は、床柱や器具、炭に利用されます。 同じツバキ科で冬に咲く花に、ツバキ(椿)や、サザンカ(山茶花)、チャノキ(茶の木)があります。 ナツツバキとヒメシャラの違い ナツツバキは別名でシャラノキナミキソウナミキソウ (波来草、学名:Scutellaria strigillosa)は日本、朝鮮半島、中国原産でシソ科タツナミソウ属の多年草です。夏に、海岸の砂地や後背部の草原に自生します。タツナミソウの仲間ですが穂状花序を成さず、花茎に対生して付く葉腋に1つずつ青紫色の口唇状の花を咲かせます。茎は四角形をしており、葉は先が丸みを帯びた長楕円形で葉縁に鋸歯があります。花や蕾、葉茎など全草に短い軟毛が生えてノカンゾウノカンゾウ(野萱草、学名:Hemerocallis longituba var. longituba)は、中国、朝鮮半島、日本原産で、ススキノキ科ワスレグサ属の多年草です。 夏に、日本全国の野原の湿った場所で、花茎の先に橙色の一重の花を咲かせます。ワスレグサ(忘れ草)の変異体です。他のワスレグサ属の花と同様、一日花なので、朝咲いて夕方には萎びます。 花は下部が筒状で、先端が6花被片に分かれて平開しヤブデマリ ヤブデマリ(藪手鞠、学名:Viburnum plicatum var. tomentosum)は、日本、朝鮮半島、中国原産でレンプクソウ科ガマズミ属の落葉広葉小低木です。日本では本州〜九州の山野の樹林内や、低地の雑木林に自生します。樹高は2〜6mで、樹皮は灰褐色~灰黒色をしています。葉は長楕円形で先端は鋭利、平行な葉脈があり、葉縁は全縁で、対生に付きます。 ヤブデマリの特徴 ヤブデマリは枝を水平ユスラウメユスラウメ(梅桃、学名:Cerasus tomentosa)とは、中国、朝鮮半島原産で、バラ科サクラ属の落葉低木です。春に、薄桜色と白色が混ざったような花を咲かせます。花後の5月〜6月に、食用となる甘みと酸味のある小さな赤い果実がなります。 一般名:ユスラウメ(梅桃)、学名:Cerasus tomentosa、シノニム:Prunus tomentosa、分類名:植物界被子植物真正双子葉類バラ サラシナショウマサラシナショウマ(晒菜升麻、学名:Cimicifuga simplex )は、日本や朝鮮半島、中国の山地に自生するキンポウゲ科キンポウゲ科の大型多年草です。夏から秋に、茎先や葉腋から太い穂状花序を伸ばしブラシ状に白い小花を多数付けます。葉は複葉で長い葉柄があり互生してつきます。葉縁には鋸歯があります。名前の由来は、若菜を水で晒して灰汁抜きし茹でて食べ、根茎が漢方の生薬となることに因みます。 シロクガイソウシロクガイソウ(白九蓋草、 学名:Veronicastrum sibiricum subsp. japonicumは、日本、中国、朝鮮半島原産で、オオバコ科クガイソウ属の多年草「クガイソウ(九蓋草・九階草)」の白花品種です。夏に日当たりの良い草原で、花茎先端から出た花序に白い小花を集合さて咲かせます。花名は小葉が4〜8枚輪生し、層が何層にもなることから付けられました。似た花に葉が対生するオカトラノセンニンソウセンニンソウ(仙人草、学名:Clematis terniflora)は キンポウゲ科センニンソウ属のツル性多年草です。夏に、葉腋から3出集散状花序を伸ばし白い小さな4弁花(実際は萼片)を咲かせます。ボタンヅル(牡丹蔓)と似ていますが、センニンソウの葉には切れ込みがなく、ボタンヅルにはボタンの葉のような切れ込みがあります。また、センニンソウは草で、 ボタンヅルは基部が木質化しており、木に分類されますヒガンバナヒガンバナ(彼岸花、学名:Lycoris radiata)とは、東アジア原産でヒガンバナ科ヒガンバナ属の耐寒性多年草(鱗茎植物)です。別名で、マンジュシャゲ(曼珠沙華)とも呼ばれます。本州、四国、九州、沖縄諸島の山野、道端、路傍、公園、庭に生えます。草丈は30~50 cmで、地下に球形の鱗茎があります。葉は根生葉で開花後に出します。 鱗茎から花茎を1本、真直ぐに長く伸ばし、その先端から散系花序を伸ハマニガナハマニガナ(浜苦菜、学名:Ixeris repens)は、日本、朝鮮半島、中国原産で、キク科ニガナ属の野草の這性多年草です。日本全国の海岸の砂浜で見られます。白い地下茎は地表には出ず、砂中深く伸び、葉と花だけを地上に出します。夏に、草丈の低いタンポポ(蒲公英)に似た黄花を咲かせます。花は砂上から出た花柄先端に、12片程の舌状花を集合したものです。花茎は細く短く砂に同化した色で目立たないため、砂地かウドウド(独活、学名:Aralia cordata)は、日本、朝鮮半島、中国原産で、ウコギ科タラノキ属の多年草です。食用となります。日本では、北海道~九州の山地に自生します。 夏に、葉腋から散形花序を伸ばし白い小花を球状に咲かせます。秋に、黒い液果が成ります。山菜特有のえぐみがあるので、好みが分かれますが、 捨てる部位が無いということで有用な野菜です。 調理方法には、酢味噌和えや、天麩羅、きんぴらなどハナズオウハナズオウ(花蘇芳、学名:Cercis chinensis)は、中国、朝鮮半島原産で、マメ科ハナズオウ属の耐寒性落葉低木です。 樹高は2〜6 mで、葉は黄緑~緑色でハート形で葉縁は全縁です。葉が出る前の4月〜6月に、枝から紅紫色の小花を直接咲かせる「幹生花」です。 花は豆型で、花径2 cm、花色は紅紫色の他、白もあります。10月に果実が成ります。花名は紅色の染料「スオウ」で染められた色と、ハナズオヒトツバタゴヒトツバタゴ(一つ葉タゴ、学名:Chionanthus retusus)とは、モクセイ科ヒトツバタゴ属の大型落葉高木で原産地は日本、朝鮮半島及び中国原産です。開花場所は対馬列島、愛知県、岐阜、長野という限られた場所で自生します。樹高は20〜25 m、樹径50〜70 cmで、樹皮は灰褐色で縦に切れ目があります。緑色の葉は長さ5 cm程で長楕円形で長い葉柄があり対生に付きます。 4月下旬〜5月中旬に花藪椿藪椿(ヤブツバキ、学名:Camellia japonica L.)は、日本、台湾、朝鮮半島原産で、ツバキ科ツバキ属の常緑高木です。単に、椿と言えば本種を指します。原種は紅色の五弁花で、冬〜春(12月〜4月)に開花します。葉は単葉で、明緑色、厚く大きく光沢があり、葉縁に鋸歯はなく、枝に互生して付きます。メジロやヒヨドリが蜜を吸い花粉を運ぶ鳥媒花です。藪椿の赤い花の花言葉は「わが運命は君の手の中にありクガイソウクガイソウ(九蓋草、学名:Veronicastrum japonicum)は、日本・中国・朝鮮半島原産で、オオバコ科クガイソウ属の多年草です。日本では本州の日当たりの良い草原に自生します。夏に、花茎を出し先端から総状花序を伸ばし紫色の小花を集合させた花穂を付けます。花名は小葉が4〜8枚輪生し、何層にもなることから付けられました。小花の花径は0.5cm程で2本の雄蕊が突き出します。若芽は食用となりま ソバナソバナ(岨菜、学名:Adenophora remotiflora)は、日本・朝鮮半島・中国原産で、キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草です。夏に切り立った崖上に自生し青紫色の鐘形の花を咲かせます。 日本では本州〜九州の山地の森林内に自生します。草丈は80〜100cmです。葉は広披針形〜広卵形で葉縁に鋸歯があり、葉は互生で、葉柄は茎の下部のみにつきます。7〜9月に、花茎を出しその先端から疎らな円錐花ノハナショウブハナショウブの親! ノハナショウブ(野花菖蒲、学名:Iris ensata var. spontanea)は、日本、朝鮮半島、中国原産でアヤメ科アヤメ属の宿根草です。野花菖蒲はアヤメ科の宿根草「ハナショウブ(花菖蒲、学名:Iris ensata var. ensata)」の原種です。日本では、北海道〜九州の湿原や、水辺、湿地に自生します。草丈は50〜100 cmです。葉は剣形でをした緑色で葉縁は全レブンコザクラレブンコザクラ(礼文小桜、学名:Primula farinosa subsp. modesta var. matsumurae)とは、礼文島に自生するサクラソウ科サクラソウ属の耐寒性多年草です。ユキワリソウ(雪割草、学名:P. f. subsp. modesta)の変種です。春、頭頂に紅紫色の花を10~15個ほど大きなマリ状に咲かせます。ユキワリソウ( modesta)より全体的に大きくなります。アカシデアカシデ(赤四手、学名:Carpinus laxiflora)は日本原産で、落葉高木です。全体的に樹木が赤みを帯びています。春に、若葉の展開と同時に花を咲かせます。盆栽などに使われます。 一般名:アカシデ(赤四手)、学名:Carpinus laxiflora、分類名:植物界被子植物真正双子葉類ブナ目カバノキ科クマシデ属アカシデ種、別名:ソロ、アカソロ、Aka-Shide、Japanese lスダジイスダジイ(学名:Castanopsis sieboldii)は、ブナ科シイ属の常緑広葉高木です。別名で「シイの木」とも呼ばれ、タブノキと共に、日本の2大常緑広葉樹とされます。巨木で枝や幹が分枝しこんもり茂るので鎮守の森を形成します。成木の幹は黒褐色をしており、樹皮には縦に細かい切れ目が入ります。葉表は緑色で光沢のあり、葉裏は毛が生えているので淡褐色に見えます。初夏に穂状花序を伸ばし、黄色い小花を多カエデ・モミジ 美しい紅葉を温泉で楽しむ (撮影:藤田明希、November 12, 2023) カエデ(楓、学名:Acer)は、北半球原産で、ムクロジ科カエデ属の落葉高木です。 秋に紅葉する葉が美しいです。葉は掌形で、枝に対生につきます。 花は小さくて目立ちません。 カエデという名前は、カエデとモミジを総称して呼ぶ名前でもあります。 モミジとカエデはいずれもカエデ属なので同属の植物であり、英語ではどちらもコバノタツナミコバノタツナミ(小葉の立浪、学名:Scutellaria indica var. parvifolia)は、シソ科タツナミソウ属の多年草「タツナミソウ(立浪草、学名:Scutellaria indica L. )」の変種で、全体的に小さくしたような多年草/低木です。日本や、朝鮮半島、中国、インドシナ半島など世界中に分布します。日本では温かい地域の海岸付近に自生します。草丈は10〜30cmです。最初ハマナスハマナス(浜茄子、学名:Rosa rugosa)とは、中国・朝鮮半島・日本原産で、バラ科バラ属の耐寒性落葉低木です。 別名で浜梨とも呼ばれます。 牡丹の花を小さくし、一重にしたような綺麗な桃色の花を咲かせます。 枝はよく分岐し、バラ科なので茎に鋭い刺があります。水捌けのよい海岸の砂地に生えます。 花に芳香があり、香料の原料となります。果実は形が梨に似ており、ジャムなどにして食べられます。 近年は園ボタンヅルボタンヅル(牡丹蔓、学名:Clematis apiifoli)は キンポウゲ科センニンソウ属の蔓性落葉半低木です。夏に、葉腋から花序を伸ばし白い小さな4弁花(実際は萼片)を咲かせます。センニンソウ(仙人草)と似ていますが、センニンソウの葉には切れ込みがなく、ボタンヅルにはボタン(牡丹)の葉のような切れ込みがあります。また、センニンソウは草で、 ボタンヅルは基部が木質化しており、木に分類されます。雄ハクサンタイゲキハクサンタイゲキ(白山大戟、学名:Euphorbia jolkiniis)は、日本固有種のトウダイグサ科トウダイグサ属の多年草です。夏に杯状花序に黄色い花を咲かせます。 一般名:ハクサンタイゲキ(白山大戟)、学名:Euphorbia togakusensis、別名:ミヤマウルシ、分類名:植物界被子植物真正双子葉類キントラノオ目トウダイグサ科トウダイグサ属、原産地:日本、生息分布:低山~高 キクバヤマボクチキクバ・ヤマボクチ(菊葉・山火口、学名:Synurus palmatopinnatifidu)は、日本や朝鮮半島原産で、キク科ヤマボクチ属の多年草です。日本では、西日本の山地で日当たりの良い場所に自生します。根生葉は表側は緑で裏側は白毛に覆われているため白く見えます。葉形が、菊葉に似た掌形であることが花名の一部の由来です。秋に、根生葉の間から1 m程の花茎を出し分祀し、頭花を付けます。緑色(後、→イスノキイスノキ(蚊母樹、学名:Distylium racemosum)は、日本、朝鮮半島、台湾、中国原産で、マンサク科イスノキ属の常緑高木です。関東以西、四国、九州、琉球半島の暖地の低地常緑樹林に生えます。葉にアブラムシ(Nipponaphis distychii)が寄生し、大きな丸い虫こぶ(ひょんの実)が出来やすいです。虫こぶにはタンニンが含まれ染料となります。虫こぶは、笛となります。樹木は街路樹や、エビネ 渡河の幻エビネ 渡河の幻(海老根 トカノマボロシ、Tokano maboroshi 、学名:Calanthe discolor cv. Tokano maboroshi )シジミバナシジミバナ(蜆花、学名:Spiraea prunifolia)とは、中国・朝鮮半島、日本原産で、バラ科シモツケ属の落葉低木です。春、枝に多数の八重の白い小花を咲かせます。枝から散形花序を伸ばし3-10個の花を付けます。シジミバナという花名は、小さな白花が、シジミガイ(蜆貝)の小さな白い剥き身に似ていることから付けられました。 花の中央が窪んでいることからエクボバナ(笑窪花)とも呼ばれます。 春に小アヤメアヤメ(文目、綾目、学名:Iris sanguinea)は、日本、朝鮮半島、台湾、中国原産で、アヤメ科アヤメ属の多年草です。日本の北海道~九州の草地に自生します。 春~夏に、花茎を直立させ、分枝せず、茎頂に1~3個の青紫色の一日花を付けます。花弁が6枚あるように見えますが、その内3枚は外花被片(萼)です。 外花被片は青紫地で基部に黄色と白の網目模様が入るのが特徴です。内花被片(花)は短く上に立ち上カキツバタカキツバタ(杜若、学名:Iris lavigata)は、日本~東シベリア原産で、アヤメ科アヤメ属の耐寒性宿根草(水生多年草)です。草丈は50~70 cmで、葉は剣状です。万葉集の時代から謳われた古典園芸植物で、古くから栽培・育種されています。属名の「Iris」はギリシャ語の「(虹)」、種小名の「 lavigata」は「(無毛の)」と言う意味です。 ■開花期は5月~6月 梅雨が始まる少し前の5月~イイ(藺、学名:Juncus effusus var. decipens)は、日本、朝鮮半島、中国原産で、イグサ科イグサ属の多年生野草です。イグサ(藺草)とも呼ばれます。日本全国の水田や湿地に自生します。草丈は40~100 cmで、葉は無く、茎に髄があります。花茎は緑色の円柱状で、基部は赤褐色です。 晩春~秋に、茎先端から集散花序を伸ばし花被片が6枚の緑色の花を咲かせます。花序から上部は苞葉です。花シライトソウシライトソウ(白糸草、学名:Chionographis japonica)は、日本~朝鮮半島原産で、シュロソウ科シライトソウ属の常緑多年草です。 関東~九州の山林の湿った斜面や崖に自生します。 短い地下茎は直立或いは斜上します。ロゼッタ状の根生葉の間から、初夏に花茎を出し、先端から穂状花序を伸ばし小さな白花を多数つけます。 花名は細長い花披片を白糸に見立てたことに拠ります。 属名の「Chionogハシドイハシドイ (丁香花、学名:Syringa reticulata)は、日本~朝鮮半島、中国などの東アジア原産で、モクセイ科ハシドイ属の耐寒性落葉高木です。山野の林内に生育に自生します。別名でドスナラ(癩楢)、英名で、Japanese tree lilac と呼ばれます。樹高は12〜15 mになります。葉柄の先に付く葉は光沢があり滑らかで硬く長さ4 - 8 cmの広卵形で先端が尖り葉縁は全縁で対生してシラハギシラハギ(白萩、学名:Lespedeza thunbergii subsp. thunbergii form. albiflora)は、日本~朝鮮半島原産で、マメ科ハギ属の落葉低木です。晩夏~秋に、枝垂れ枝の葉腋から長い総状花序を伸ばし、蝶形の白花を多数咲かせます。葉は3出複葉で小葉は楕円形をしています。 一般名:シラノハギ(白萩)、学名:Lespedeza thunbergii subsp. タカトウダイタカトウダイ(高燈台、学名: Euphorbia lasiocaula)は同属(トウダイグサ科トウダイグサ属)の多年生野草「トウダイグサ(燈台草、学名: Euphorbia helioscopia)」と似ており、それより草丈が高いです。日本、朝鮮半島、中国に分布し、日本では本州,四国,九州の丘陵地や道端に自生します。 茎は直立し、葉を互生に付けます。茎頂から5枚の葉を輪生し、中央から5本の散生枝エゾギクエゾギク(蝦夷菊、学名:Callistephus chinensis)は、日本、朝鮮半島、中国原産で、キク科エゾギク属の半耐寒性一年草です。園芸品種が多数育種されています。 草丈は15-100 cmです。葉はヘラ形~長楕円形で、葉縁に鋸歯があり、互生して付きます。夏に花茎を伸ばし、花径が3-15 cmの頭花を咲かせます。 花色には白、赤、ピンク、紫色があり、花の咲き方は一重、八重、七分咲き、ポハツユキカズラハツユキカズラ(初雪葛、学名:Trachelospermum asiaticum ‘Hatsuyukikazura’)は日本、朝鮮半島原産で、キョウチクトウ科テイカカズラ属の耐寒性・這性・蔓性・常緑低木です。テイカカズラ(学名:Trachelospermum asiaticum)の園芸品種で、葉に斑が入り、似たような白花を咲かせます。半日陰を好みます。葉がピンクや白に変化する特徴があり、カラーリーオトギリソウオトギリソウ(弟切草、学名:Hypericum erectum)は、日本、朝鮮半島、中国大陸原産で、オトギリソウ科オトギリソウ属の多年生草本です。日本全国の道端、低地、畦に自生します。草丈は20~60cmです。葉は長楕円形~倒卵形で葉縁は全縁で、対生します。葉には葉柄が無く、表面に黒点があります。夏~初秋に、花茎先端から集散花序を伸ばし黄色い5弁の一日花を数個咲かせます。花径は2cmで、花弁にも黒アキカラマツアキカラマツ(秋唐松、学名:Thalictrum minus var. hypoleucum)は、日本、朝鮮半島、樺太、中国原産で、キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草です。北海道~九州、奄美大島に自生します。 一般名:アキカラマツ(秋唐松)、学名:Thalictrum minus var. hypoleucum)、又名:タカトオグサ(高遠草)、原産地:日本、朝鮮半島、樺太、中国原産、別名:タチョウセンキハギチョウセンキハギ (朝鮮木萩、学名:Lespedeza maximowiczii)は、日本、朝鮮半島、中国原産で、マメ科マメ属の落葉半低木です。晩春~夏に、葉腋から花序を伸ばし赤紫色で蝶形をした小花を複数個咲かせます。 一般名:チョウセンキハギ (朝鮮木萩)、学名:Lespedeza maximowiczii、原産地:日本、朝鮮半島、中国、葉序:互生、3出複葉(3小葉の複葉)、小葉長:3-9ゴンズイゴンズイ(権翠、学名:Euscaphis japonica)は、日本~朝鮮半島、台湾、中国原産で、ミツバウツギ科ゴンズイ属の落葉広葉小高木です。日本の本州、四国、九州の雑木林に自生します。初夏に枝先から円錐花序を伸ばし薄緑色の小花を多数咲かせます。秋になる果実は袋花で、最初は緑色ですが、後に赤くなり、中から黒い種子が飛び出します。果実は、ミッキーマウスノキ(Mickymouse Tree 、学名:クマイチゴクマイチゴ(熊苺、学名:Rubus crataegifolius)は、日本、朝鮮半島、中国原産で、バラ科キイチゴ属の高山性落葉低木です。日本では、北海道~九州の森林に縁辺や山の斜面に自生します。茎は無毛ですが棘があります。葉柄や葉裏の葉脈にも棘が有ります。春~初夏に茎頂から白い5弁花を咲かせ、初夏に赤い集合果を成らせます。果実は動物が好む野生の苺です。 一般名:クマイチゴ(熊苺)、学名:Rubuイワヒトデイワヒトデ(岩海星、学名:Leptochilus pothifolius)は、日本、朝鮮半島、台湾、中国、インドシナ半島原産で、ウラボシ科イワヒトデ属の常緑多年草のシダ植物です。以前の学名には、Colysis elliptica などがあります。葉には栄養葉と胞子葉の2種があります。葉は単羽状複葉をしています。胞子嚢群(ソーラス)は線形で黄褐色です。 一般名:イワヒトデ(岩海星手)、学名:Lツルボツルボ(蔓穂、学名:Barnardia japonica)とは、日本、朝鮮半島、中国、台湾など東アジア原産で、キジカクシ科ツルボ属の耐寒性多年草(球根植物)です。 別名でサンダイガサ(参内傘)とも呼ばれます。 北海道~九州、沖縄までの草地に自生します。 草丈は30-45 cmです。 葉は線形の根生葉で茎葉はありません。 8月~9月に、根生葉の間から直立した花茎を出し総状花序を伸ばして小さなピンク~ マルバアオダモマルバアオダモ(丸葉青だも、学名:Fraxinus sieboldiana)は、日本~朝鮮半島原産で、モクセイ科トネリコ属の落葉高木です。日本では北海道~本州、四国、九州の低山に自生します。 一般名:マルバアオダモ(丸葉青だも)、学名:Fraxinus sieboldiana、又名:ホソバアオダモ(細葉青梻)、Japanese Flowering Ash、分類名:植物界被子植物真正双子葉類シハマボウフウハマボウフウ(浜防風、学名:Glehnia littoralis)は、日本、朝鮮半島、カムチャッカ、台湾、中国原産で、セリ科ハマボウフウ属の海岸性の常緑多年生野草です。海岸の砂浜に深く根を張って自生します。茎や花柄に白い軟毛があります。葉は肉厚で光沢があり野菜にされます。初夏から夏に花序を伸ばしセリに似た小さな白花を密に咲かせます。根は防風の代用とされます。果実は10数個の分果が密着して球形になりヤマアイヤマアイ(山藍、学名:Mercurialis leiocarpa)は、朝鮮半島、中国、インドシナ、日本が原産でトウダイグサ科ヤマアイ属の多年生草本植物です。本州~琉球半島の山林の薄暗い下床に群生します。草丈30~40 cmで、茎断面は四角形です。長い葉柄の先に付いた葉は10cm程の楕円形で葉縁に鋸歯があり茎に対生に付きます。雌雄異株です。葉腋から花柄を出し、小さな穂状花序を伸ばします。花には雄花、キジムシロキジムシロ(雉莚、雉蓆、学名: Potentilla fragarioides var. major)は、日本~朝鮮半島~中国原産で、バラ科キジムシロ属の多年生植物です。別名で「深山金梅」とも呼ばれます。北海道~九州までの日本全国の丘陵から山地の日当たりの良い場所に分布し、根生葉を地面に沿って丸く広げながら繁らせます。 草丈は5~30 cmで、茎は地面を這った後に斜上します。茎は赤紫色で荒毛が生えアズマイチゲアズマイチゲ(東一華、学名:Anemone raddeana)は日本~朝鮮半島原産で、キンポウゲ科イチリンソウ属の落葉多年草です。北海道~九州の山地に自生します。葉は3出複葉で葉先が3浅裂し3枚が輪生します。春に茎頂に白い一輪花を咲かせますが、花弁は無く、花のように見えるものは萼片です。花言葉は「静かな瞳」です。東一華の「東」は関東を意味し、命名当時、東北方面でのみ咲いているとされましたが、その後ミズキミズキ(水木、学名:Cornus controversa)は、日本、朝鮮半島、台湾、中国原産で、ミズキ科ミズキ属の落葉高木です。北海道~九州に自生します。別名でクルマミズキ(車水木)とも呼ばれます。 同属にクマノミズキ(熊野水木、学名:Swida macrophylla)があります。 両者の違いは、ミズキは、クマノミズキより開花期が1ケ月早い事、また葉序がクマノミズキの葉が対生であることに対し、ミルイヨウショウマルイヨウショウマ(類葉升麻、学名:Actaea asiatic)は日本、朝鮮半島、中国原産で、キンポウゲ科ルイヨウショウマ属の多年草です。北海道~九州の山野~深山の林内に自生する山野草です。茎葉は2~3回3出複葉で小葉は卵で葉縁に鋸歯があります。初夏に花茎の先から短い総状花序を伸ばし小さな白花を多数咲かせます。花は萼片が落ちて、4~6個のへら形の花弁と多数の雄蕊が残ります。秋に果実が成ります。 ヒエガエリヒエガエリ(稗還、稗返り、学名:Polypogon fugax)は日本を含む東アジア~アフリカ原産で、イネ科ヒエガエリ属の一年生の雑草です。本州~沖縄の湿った日当たりの良い草地に自生します。細い茎を真っ直ぐ伸ばし先端から円錐花序を出し小穂を多数付けます。 一般名:ヒエガエリ(稗還、稗返り、学名:Polypogon fugax、又名:ditch polypogon、分類名:植物界被子植物単子葉イワヤツデイワヤツデ(岩八手、学名:Mukdenia rossii) は中国、朝鮮半島原産で、ユキノシタ科イワヤツデ属の多年草です。 晩冬から初春に短い花茎を出し花径0.5cm程の小さな白花を多数咲かせます。花弁は5枚で同じく白い萼が5枚あるので10弁花のように見えます。 一般名:イワヤツデ(岩八手)、学名:Mukdenia rossii、又名:タンチョウソウ(丹頂草)、原産地:中国、朝鮮半島、分類ムラサキシキブムラサキシキブ(紫式部、学名:Callicarpa japonica)とは、日本、朝鮮半島、中国原産で、クマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉低木です。英名では、 Japanese beautyberry と呼ばれます。日本では北海道~九州、沖縄で開花します。 樹高は3-4mで、樹皮と枝葉は灰褐色です。葉質は薄く艶の無い黄緑色で狭倒卵形~長楕円形、葉縁に鋸歯が有り、枝に対生に付きます。 6月~8月に ヤマボウシヤマボウシ(山法師、学名:Cornus kousa)とは、日本原産でミズキ科ミズキ属の落葉亜高木です。 梅雨~初夏に、ハナミズキ(花水木、学名:Cornus florida)と似た白花(実際には4枚の総苞片)を小さくしたような花を咲かせます。本当の花は中央にある丸い花穂(淡黄色の小花が多数集合して球状となったもの)です。秋に赤熟する果実は食べられます。 ヤマボウシ 果実の食べ方 1)熟した果実のオオバタネツケバナオオバタネツケバナ(大葉種付花、学名:Cardamine regeliana)とは、朝鮮半島、中国東北部、ロシア、日本原産で、アブラナ科タネツケバナ属の越年草です。夏に道端で、直立した花茎先端から穂状花序を伸ばし小さな白い4弁花を咲かせます。根生葉はロゼッタ状では無く、根元下部に一回羽状複葉の葉をつけます。小葉は長卵形をしており掌状に裂けます。頂小葉は他の小葉より大きいです。葉や花に毛はありませんゴゼンタチバナゴゼンタチバナ(御前橘、学名: Cornus canadense)は、日本、朝鮮半島、中国等のアジア、欧州北部、北米の北西部原産で、ミズキ科ゴゼンタチバナ属の常緑多年草です。日本では北海道~本州の山地の針葉樹林帯やハイマツ帯に自生します。草丈は20 cm程にしかなりません。地中に根茎が伸び、匍匐して繁殖します。夏に開花します。白い4弁花のように見えるものは総苞片です。本当の花は中央にある小さな薄黄カヤカヤ(学名:Torreya nucifera)は日本等原産でイチイ科の常緑針葉高木です。本州東北以南~九州の日本、朝鮮半島の温帯域の山地に自生しています。樹皮色は灰褐色で縦に裂け目が入っています。雌雄異株です。枝の両側には扁平の線状で鋭く堅い小葉が並列してつきます。春に雄花は長楕円形の黄花を、雌花は無柄で枝先に密集させて中央に1個の胚珠をつけます。花後に楕円形の種子が成り、秋に赤紫色に熟し、翌年秋キリンソウキリンソウ(麒麟草、学名:Phedimus aizoonm var. floribundus )とは、シベリア、中国、朝鮮半島、日本原産でベンケイソウ科キリンソウ属の耐寒性多年草の多肉植物です。 日本の北海道~九州で山地の岩場や海岸に自生します。 春に、集散花序に黄色い五弁花を咲かせます。 同属のエゾノキリンソウ (Phedimus kamtschaticus、蝦夷麒麟草)と似ていますが、エゾノキキランソウキランソウ(綺欄草、学名:Ajuga decumbens)は、日本、朝鮮半島、中国原産で、シソ科アジュガ属の這性・耐寒性の常緑多年草の野草です。本州、四国、九州の道端にへばり付くように自生します。草丈は10〜30cmです。葉はロゼット状の根生葉で地面を這うように生えます。葉には光沢があり、深緑色の倒披針形で葉縁に波状の鋸歯があり対生します。 春に、葉の付け根に花径1cm以下の小さな紫色の花を数個咲ギンランギンラン(銀蘭、学名:Cephalanthera erecta)は、日本、朝鮮半島、中国原産で、ラン科キンラン属の多年草です。北海道〜九州の林縁や明るい林に自生する草丈が低い地上性の蘭です。花茎から長楕円形で明瞭な葉脈のある3〜6枚の葉を互生して出します。葉は茎を抱きます。春に、葉の間から花茎を出し、その先端から伸ばした総状花序に小さな白花を数個咲かせます。花は半開きで全開しません。花冠はラン形でクサギクサギ(臭木、学名:Clerodendrum trichotomum)は、朝鮮半島、中国、日本原産、クマツヅラ科クサギ属の落葉低木です。日本では、北海道~沖縄に自生します。夏に、筒状花の先端が5深裂した芳香のある白い小花を集合して咲かせます。花の中央には1本の雌蕊と4本の雄蕊があります。萼と花筒は紅紫色です。花序の枝は3分枝を繰り返し伸張します。葉は花に比べ大きいです。葉茎が傷つけられると悪臭がすクロマツクロマツ(黒松、学名:Pinus thunbergii)は日本原産で、マツ科マツ属の常緑高木針葉樹です。樹皮が灰黒色で新芽が白っぽく幹が力強いです。硬い葉や枝葉が力強く広がるためオマツ(雄松)とも呼ばれます。それに対し、アカマツ(赤松)は幹が細めで、赤っぽい樹皮、柔らかい葉、枝葉が円錐形にほんわり広がるためメマツ(雌松)と呼ばれます。松葉は、1ヶ所に2〜5枚が束となって枝に付き(束成し)ますが、数ナツトウダイナツトウダイ(夏灯台、学名:Euphorbia sieboldiana)は日本、中国、朝鮮半島原産でトウダイグサ科トウダイグサ属の多年草の野草です。日本では北海道~九州の林縁に自生します。春に、直立した茎先に複数個の赤っぽい小花を咲かせます。花を構成する周囲の4個ある「線体」は蟻地獄の口のような形をしており、甘い蜜を出します。花中央にある子房は無毛で、花後に果実となります。ナツトウダイはトウダイ サルナシサルナシ(猿梨、学名:Actinidia arguta)は日本~中国原産でマタタビ科マタタビ属の落葉性蔓植物です。日本全国の山間部に自生します。ラクチカズラ、シラクチヅルとも呼ばれます。日本で同属と言えば、マタタビ(木天蓼、学名:Actinidia polygama)や、シマサルナシ(Actinidia rufa)、ミヤママタタビ(A. kolomikta)があります。中国には、オニマタタビ(シナタツナミソウタツナミソウ(立浪草、学名:Scutellaria indica)は、日本、朝鮮半島、中国、インドシナ半島など世界中に分布する、シソ科タツナミソウ属の多年草または低木です。北海道を除く日本全土に生息します。 シソ科特有の口唇形をした花が波頭のように見えることが花名の由来です。 草丈は10〜30 cmで、全草に白毛が垂直に生えています。匍匐または立性です。葉長は1.5〜4.5 cmです。4月〜5月にチョウセンレンギョウチョウセンレンギョウ(朝鮮連翹、学名:Forsythia ovata)はモクセイ科の耐寒性・落葉低木「レンギョウ」の仲間で、シナレンギョウの変種とされる朝鮮半島原産の品種です。枝は長く伸びて下垂します。サクラ(桜)の開花時期に、鮮やかな黄金色の四弁花を下向きに咲かせます。秋に成る果実にはルチン(rutin)等の成分が含まれ、民間療法では消炎や利尿、解毒に効くとされます。 朝鮮連翹(F. ovatリンドウリンドウ(竜胆、学名:Gentiana scabra)は、日本・朝鮮半島・中国原産で、リンドウ科リンドウ属の落葉性多年草です。別名でJapanese gentian 、Korean gentianと呼ばれます。日本では、本州、四国、九州の山野に自生します。茎丈30~50cmです。 葉は緑色で卵形~披針形をしており対生に付きます。秋に釣鐘型で紫色色か白い花を横向きに咲かせます。園芸品種には桃色もありツタツタ(蔦、学名:Parthenocissus tricuspidata)は日本、朝鮮半島、中国原産で、ブドウ科ツタ属の落葉蔓性木本です。 夏に花が咲くのでナツヅタ(夏蔦)や、葉が紅葉するのでモミジヅタ(紅葉蔦)、地面を錦に飾るのでジニシキ(地錦)、英名ではJapanese Ivy、 Boston Ivy、中国名は常春藤と呼ばれます。葉が変化した巻き髭状の吸盤で壁や樹木を這いながら伸長します。広卵テイカカズラテイカカズラ(定家葛、学名:Trachelospermum asiaticum)とは、日本と朝鮮半島原産でキョウチクトウ科テイカカズラ属の常緑蔓性低木です。 葉は厚く光沢があり卵状被針形をしており対生につきます。 初夏から梅雨時、蔓状の茎先から出た集散花序に芳香のある白花を多数つけます。花色は時間の経過と共に、白→薄黄色に変わります。花弁は基部が筒状で、先端が5弁に分かれます。 キョウチクトウ科トキソウトキソウ(朱鷺草、学名:Pogonia japonica)は日本等が原産地でラン科の落葉性多年草です。日当たりの良い湿地に群落する野生ランで、地下の根茎を伸ばして多数の茎を地上に出します。葉は披針形から長楕円形で茎の下方に1枚だけ付きます。初夏に、花茎先端に桃色の小花を1輪だけ横向きに咲かせます。花は、萼片1枚、側花弁2枚、(3裂する)唇弁1枚から構成されます。花の下に細長く伸びた苞があります。唇ユキザサユキザサ(雪笹、学名:Maianthemum japonicum )は、日本、朝鮮半島、中国原産で、キジカクシ科マイヅルソウ属の多年草です。日本では北海道~九州の山地の林床に自生します。茎先から円錐花序を伸ばし、10~20個の白い小花を咲かせます。葉の両面に荒毛があります。秋に赤い球形の果実を成らせます。 分類名:植物界被子植物単子葉植物キジカクシ目キジカクシ科マイヅルソウ属ユキザサ種、草高エゾノヨモギギクエゾノヨモギギク(蝦夷の蓬菊、学名:Tanacetum vulgare var. boreale)は日本~朝鮮半島、中国東部原産で、キク科ヨモギギク属の多年草「ヨモギギク(蓬菊=タンジー、学名:Tanacetum vulgare)」の変種で、北海道に自生します。草丈は60~70 cmです。葉は2回羽状複葉で葉縁に鋸歯があり、互生して付きます。 夏から初夏に参謀花序を伸ばし、黄色い管状花のみから成ヌスビトハギヌスビトハギ(盗人萩、学名:Desmodium podocarpum subsp. oxyphyllum)は、中国、朝鮮半島、台湾、日本原産で、マメ科ヌスビトハギ属の多年性野草です。夏に、日本中の山野に自生します。細長い花茎の先端に花序をつけ淡紅色の小さな口唇形の花を疎らに咲かせます。葉は3出複葉で、頂小葉は菱状の長楕円形をしています。和名は、花後に成る果実の連なりが、袂を掴んで忍び足で歩く盗人の ヤツシロソウヤツシロソウ(八代草、学名:Campanula glomerata var. dahurica)は、日本、朝鮮半島、中国、モンゴル、ロシア原産でキキョウ科ホタルブクロ属の落葉多年草です。日本では阿蘇山に自生しています。リンドウザキ・カンパニュラ(学名:Campanula glomerata)の変種の一つです。茎は直立します。葉は広被針形で葉縁に鋸歯が有り、互生に付きます。晩春~初秋に、茎頂や上部葉ヤグルマソウヤグルマソウ(矢車草、学名:Rodgersia podophylla)は、日本と朝鮮半島原産で、ユキノシタ科ヤグルマソウ属の多年草です。分布:北海道から本州の深山の樹下等の日陰に自生し、地下茎を張り群落を形成します。草丈1mほどです。長さ40cmの根生葉は掌状羽状複葉で、小葉の葉縁には鋸歯が有り、互生して付きます。5月~7月に、葉の中心から長さ80〜100cmの長い花茎を出し、先端から円錐花序を伸アオハダアオハダ(青肌、学名:Ilex macropoda)は、日本、朝鮮半島、中国原産で、モチノキ科モチノキ属の高木です。北海道~九州の日本全国の山地に自生します。樹皮は灰褐色ですが、薄い樹皮の下は緑色をしています。樹形が美しいことや秋の黄葉、赤い実が可愛いので庭に植えられます。新芽はおひたしに、葉はお茶に使われます。 一般名:アオハダ(青肌)、学名:Ilex macropoda、又名:、コショウガンコウランガンコウラン(岩高蘭、学名:Empetrum nigrum L. var. japonicum)は、中国、朝鮮半島、日本原産で、ツツジ科ガンコウラン属の亜高山性常緑這性低木です。 日本では北海道~本州北部の亜高山の稜線や岩場に自生します。樹高は20~50cmで稀に1mになります。小枝は赤褐色で良く分枝し地を這います。晩春~初夏に葉腋から暗紫色の小さな3弁花を咲かせます。秋になる球形で黒い果実は甘くサンショウサンショウ(山椒、学名:Zanthoxylum piperitum)とは、朝鮮半島、日本原産で、ミカン科サンショウ属の落葉低木です。葉や花、果実が香辛料の「山椒」の材料となります。雌雄異株です。山椒の木にはアゲハチョウの幼虫が付きやすいのが難点です。 ミカン科の葉が大好きなアゲハチョウ。これはナミアゲハ(並揚羽、学名:Papilio xuthus)です。 樹木は黄色く、枝には1対ずつ鋭い棘ソナレムグラソナレムグラ(磯馴葎、学名:Hedyotis biflora var. parvifolia)は、日本、朝鮮半島、台湾原産で、アカネ科フタバムグラ属の常緑多年草の野草です。葉には光沢があり多肉質です。 夏に、海岸で岩場の隙間にこびりついて背の低い極小の白花を咲かせます。 花は4弁花です。 一般名:ソナレムグラ(磯馴葎)、学名:Hedyotis biflora var. parvifolia ヒメユリヒメユリ(姫百合、学名:Lilium concolor)は日本、朝鮮半島、中国原産で、ユリ科ユリ属の非耐暑性・耐寒性球根植物(多年草)です。東北南部から九州の日本の日当たりの良い山地の草地に自生しますが主に西日本に分布します。ヤマユリの中では背が低い方で可憐な花を咲かせます。花色は一際目立つ鮮橙色です。群生せず草原でポツンと疎らに分布します。茎丈は30〜60cmで茎は直立します。葉は広線形で葉柄はオカヒジキオカヒジキ(岡鹿尾菜、学名:Salsola komarovii)とは、日本、朝鮮半島、中国原産で、ヒユ科オカヒジキ属の一年草です。 別名でミルナ(水松菜)、英名ではSaltwortと呼ばれます。 北海道〜九州までの日本で日当たりの良い海岸の砂地に自生する多肉植物で、若い葉茎が野菜として食用となります。 草丈は30cm程です。 葉は緑色、線状、葉縁は滑らかで、葉は互生して付きます。 盛夏から中秋にシロミノコムラサキシロミノコムラサキ(白実小紫、学名:Callicarpa dichotoma f. albibacca)は、日本、朝鮮半島、中国原産で、クマツヅラフジ科ムラサキシキブ属の落葉小低木「コムラサキ(Callicarpa dichotoma)」の白色品種です。6月~7月に真白な花を咲かせ、秋に白い果実を多数つけます。 -コムラサキ(小紫、Purple beautyberry albibacca、Cウチワノキウチワノキ(団扇木、学名:Abeliophyllum distichum)は、朝鮮半島原産で、モクセイ科ウチワノキ属の落葉広葉低木です。早春に、新葉が出る前にレンギョウの花に似た芳香のある花を数個下向きに咲かせます。但し、レンギョウは黄色花を咲かせますが、ウチワノキは咲き始めは薄紅色で咲き進むに従い白色に変化します。花は4深裂氏さらに裂片の先端は2浅裂して閉会します。花後に扁円形の蒴果がなります。 フタリシズカフタリシズカ(二人静、学名:Chloranthus serratus)は、日本、朝鮮半島、中国原産で、センリョウ科チャラン属の多年草の野草です。日本では、北海道~九州の山地の林下に自生します。草丈は30~60 cmです。初夏に茎先から穂状花序を2本以上し、米粒大の白い小花(実際は雄蕊)を咲かせます。 花のように見えるのは3個の雄蕊で、花弁も萼も無い「無花被花」です。 フタリシズカとヒトリシズカ シロシキブシロシキブ(白式部、学名:Callicarpa japonica f. albibacca ) は、日本、朝鮮半島、中国原産で、シソ科ムラサキシキブ属の落葉小低木である、「ムラサキシキブ(紫式部、Japanese beautyberry、学名:Callicarpa japonica)」の白色品種です。6月~7月に真白な花を咲かせ、秋に白い果実を多数つけます。別名で、コシロシキブ(小白式)とも呼ばれナナカマドナナカマド(七竃 、学名:sorbus commixta)は、日本、サハリン、朝鮮半島原産で、バラ科ナナカマド属の落葉高木です。 初夏に、 花柄から集散花序を伸ばし粟粒大の白い小花を多数咲かせます。樹木名はナナカマドの木を、カマド(竃)に7回くべても燃え残るほど材が堅いことに拠ります。 秋に鮮やかな紅葉と枝にたわわに実る球形の真赤な果実が美しいです。ナナカマドは花や果実がナンテン(南天、学名:Naムクノキムクノキ(椋の木、学名:Aphananthe aspera)は、東アジア原産で、アサ科ムクノキ属ムクノキ種の落葉広葉高木です。春に薄緑色の花を咲かせ、秋にムクドリが訪れます。薄茶褐色の樹皮をしておりよく分枝します。樹皮は樹齢と共に皮目に浅い縦筋が現われ、老木となると表面の薄層が剥がれます。樹齢が長く、500年、800年、1500年のものがあるとされ、各地で国の天然記念物となっています。葉は単葉で互ヤマウルシヤマウルシ(山漆、学名:Toxicodendron trichocarpum)は、日本、朝鮮半島〜中国原産で、ウルシ科ウルシ属の落葉低木です。 北海道~九州の日本全国の山地や丘陵に自生します。 雌雄異株です。小葉は丸みを帯びた明るい緑色で光沢はありません。葉や柄に毛が生えています。 春に、総状花序~円錐花序を伸ばし、雌花、雄花ともに黄緑色の5弁花を束生して咲かせます。花弁は外側に反り返ります。雌花センダイハギセンダイハギ(千代萩、学名:Thermopsis lupinoides)はマメ科センダイハギ属の多年草です。葉は3出複葉で葉縁に鋸歯があります。初夏から夏に、海岸の砂浜や草地、山岳の草地で、地下茎から出た花茎から伸びた総状花序に蝶形の小花を多数咲かせます。花後に、長い鞘状の豆果が成ります。 一般名:センダイハギ(千代萩)、学名:Thermopsis lupinoides、又名:Siberiaハナニガナハナニガナ(花苦菜、学名:Ixeris dentata var. amplifolia)とは、日本、朝鮮半島、中国原産で、キク科ニガナ属の多年性野草です。 山の道端に自生します。 葉は茎を抱きます。 春~夏に、花茎から散房花序を伸ばし、黄色い頭状花を10輪程咲かせます。 花苦菜(I. dentata var. amplifolia)やシロバナハナニガナ(白花花苦菜、学名:Ixeris dentatフユイチゴフユイチゴ(冬苺、学名:Rubus buergeri)は、日本、朝鮮半島、中国原産で、バラ科キイチゴ属の常緑蔓性小低木です。日本では関東南部~四国、九州の山野に自生します。葉は3浅裂した卵円形をしています。葉腋から花茎を伸ばし、秋に五弁の白花を数輪咲かせます。花後に成る果実は食べられます。 一般名:フユイチゴ(冬苺)、学名:Rubus buergeri 、別名:カンイチゴ(寒苺)、生活型:常緑蔓イブキボウフウイブキボウフウ(伊吹防風、学名:Libanotis coreana)は、日本~朝鮮半島原産で、セリ科イブキボウフウ属の常緑多年草です。近畿地方以東の亜高山の草原に自生します。直立した茎は角ばり稜があり、よく分枝します。緑色の葉はニンジンの葉に似ており、2~3回奇数羽状複葉で小葉はさらに羽状に深裂します。夏~秋に、茎頂から複散形花序を伸ばし小さな白花をたくさん咲かせます、小花は直径0.5 cm程のキバナシャクナゲキバナシャクナゲ(黄花石楠花、学名:Rhododendron aureum)は、シベリア、朝鮮半島、樺太、日本等の東アジア原産で、ツツジ属の耐寒性常緑小低木です。 樹高は10~30cmで分枝して地面を這います。 夏に咲く薄黄や白、薄紅色の広い漏斗状の花は先端が5裂しています。 一般名:キバナシャクナゲ(黄花石楠花)、学名:Rhododendron aureum、分類名:植物界被子植物真正双子葉類 オドリコソウオドリコソウ(踊子草、学名:Lamium album L. var. barbatum )は、日本、朝鮮半島、中国原産でシソ科オドリコソウ属の野草の多年草です。北海道から九州の野山や畦道に生えています。春から初夏に、輪散花序に白か薄桃色の唇形の花を咲かせます。花名は花冠形が笠を被った踊り子に見えるということに拠ります。根が漢方薬に使われます。 一般名:オドリコソウ(踊子草)、学名:Lamium マタタビマタタビ(木天蓼、学名:Actinidia polygama)は、日本~朝鮮半島原産で、マタタビ科マタタビ属の落葉蔓性低木です。北海道~四国、九州で山地の林縁に自します。雌雄異株です。雄株には雄蕊だけを持つ雄花を、両性株には雄蕊と雌蕊を持った両性花を咲かせます。夏に、葉腋から白色5弁の花を下向きに咲かせます。ハンゲショウ(半夏生、半化粧、学名:Saururus chinensis)やハンカチノキ(シラネセンキュウシラネセンキュウ(白根川芎、学名:Angelica polymorpha)は日本、朝鮮半島、中国原産で、セリ科シシウド属の多年草です。本州~四国、九州の山地や林縁に自生します。細長い茎は上部で分枝します。 一般名:シラネセンキュウ(白根川芎)、学名:Angelica polymorpha、分類名:植物界被子植物真正双子葉類セリ目セリ科シシウド属シラネセンキュウ種、シラヤマギクシラヤマギク(白山菊、学名:Aster scaber)は日本、朝鮮半島、台湾、中国原産でキク科シオン属の多年草の野草です。日本では北海道~九州の山地に自生します。草丈は高く真っ直ぐ立ちます。茎の下部の葉は卵心形をしているのが特徴です。葉は開花前に枯れます。夏~秋に、白い舌状花を疎らに咲かせます。若い芽は食用となります。 一般名:シラヤマギク(白山菊)、学名:Aster scaber、分類名:タカネアオヤギソウタカネアオヤギソウ(高嶺青柳草、学名:Veratrum maackii var. longibracteatum )は北半球原産でシュロソウ科シュロソウ属の多年性山野草です。アオヤギソウ(学名:Veratrum maackii var. parviflorum )の高山型品種で、草丈が低く、苞が花序より突出します。全草が有毒植物です。 一般名:タカネアオヤギソウ、学名:Veratrum maacヒロハノアマナヒロハノアマナ(広葉の甘菜、学名:Amana erythronioides )は、日本、朝鮮半島、中国原産で、ユリ科アマナ属の多年草(宿根草)の野草です。日本では関東から近畿、四国の日当たりの良い草地や林床に生えます。地下には丸い鱗茎があります。葉は線形で2枚あり、苞葉は3枚あります。アマナ(甘菜、学名:Amana edulis)と似ていますが、甘菜(A. edulis)より葉長は短く、葉幅は広くオオナルコユリオオナルコユリ(大鳴子百合、学名:Polygonatum macranthum)は、日本、朝鮮半島、中国原産で、キジカクシ科アマドコロ属の多年草です。本州〜四国、九州の山地の林下に自生します。晩春から初夏に葉腋から花柄を出し淡緑色の花を40個程咲かせます。 ナルコユリ(鳴子百合、学名:Polygonatum falcatum)を大型にしたような植物です。草丈は100〜150cmあります。葉は先端ハッカハッカ(日本薄荷、学名:Mentha canadensis var. piperascens)とは、日本、朝鮮半島、中国、シベリア原産で、シソ科ハッカ属の多年草です。別名で、ニホンハッカ(日本薄荷)、和種薄荷、Japanese peppermint、加拿大薄荷(中国名)とも呼ばれます。 日本各地の湿地に分布します。 葉は長楕円形で十字対生し、葉縁に鋸歯があります。 7月~8月に葉の付け根に、薄紫色ヒヨドリジョウゴヒヨドリジョウゴ(鵯上戸、Solanum lyratum)は、日本、朝鮮半島、中国原産で、ナス科ナス属の蔓性多年生草本植物です。日本全国の路傍や山野に自生します。茎や小枝などの全草に軟毛が密生します。蔓(葉柄)で樹木などに絡みついて成長します。 分類名:ナス目ナス科ナス属ヒヨドリジョウゴ種、蔓長:50~100 cm、葉形:卵形、葉序:互生、葉長:3~10 cm、花序形:集散花序、花径:1 cクサタチバナクサタチバナ(草橘、学名: Vincetoxicum acuminatum)は、日本、朝鮮半島、中国原産で、キョウチクトウ科(旧分類:ガガイモ科)カモメヅル属の多年草です。関東以西~四国の山地で草地や林内に自生します。直立した茎頂部の葉腋から、夏に花柄を出しその先端に10~12個の花を咲かせます。花冠は白色で先端が5裂し、副花冠は薄黄色で杯形をしています。 花が終わると細長い筒状の緑色をした袋果が タビラコタビラコ(田平子、学名:Lapsana apogonoides)とは、日本、台湾、朝鮮半島、中国原産で、キク科ヤブタビラコ属の越年性野草です。春に、道端で小さな黄花を咲かせます。春の七草の一つです。旧名ホトケノザ(仏の座)で、現在、ホトケノザ(仏の座、学名:Lamium amplexicaule)と呼ばれるシソ科の花とは別物です。似た花により背が高いオニタビラコ(鬼田平子)や、ヤブタビビラコがありラショウモンカズララショウモンカズラ(羅生門葛、学名: Meehania urticifolia )とは、朝鮮半島、中国、日本原産で、シソ科ラショウモンカズラ属の多年草です。全草に芳香が有ります。日本では本州から九州の山地の湿地に自生します。春に、茎先の葉腋から集散花序を伸ばし紫色の唇形花を横向きに2~3個咲かせます。花冠長は4-5cmほどあります。下唇中央から花が突出する。花後に長い創出枝が地上を這います。ノビルノビル(野蒜、学名:Allium macrostemon)は、東アジア原産で、ヒガンバナ科ネギ属の多年生草本です。地下に鱗茎(球根)ができます。日本全国の草原や道端、土手などに自生する野草です。晩春から初夏に、花茎の先端から1個の散形花序を伸ばし、白または薄桃色の小花を10個程付けます。未熟な花は無花柄のむかごに変化し花序の中央に球形につきます。鱗茎や、葉、むかご(球芽)は大蒜や葱のような味がし、アサダアサダ(浅田、学名:Ostrya japonica)は、日本、朝鮮半島、中国原産で、カバノキ科アサダ属の落葉広葉高木です。本属には1種のみが含まれます。日本では北海道から九州の平地や山地で見られます。樹皮は暗灰色で小片となり反り返り、成長につれ剥がれ落ちます。葉は狭卵形で、葉縁に重鋸歯が有り、互生します。葉の展開と同時期の5月に、枝先から出た穂状花序に花を咲かせます。雄花は黄褐色、雌花は紅色をしてキバナノカワラマツバキバナノカワラマツバ(黄花河原松葉、学名:Galium verum var. asiaticum)とは、日本、朝鮮半島、中国、ロシア原産で、アカネ科ヤエムグラ属の多年草です。根に髭が有り赤くなります。 北海道~九州の日当たりの良い草地に自生します。茎に棘は無く、柔毛が有ります。葉は線形で先端に短い棘が有ります。春~秋、茎の先端や葉腋から円錐花序を伸ばし小さな黄色い花を多数咲かせます。花は4裂して平ヤブレガサヤブレガサ(破れ傘、学名:Syneilesis palmata)は、日本~朝鮮半島原産で、キク科ヤブレガサ属の多年草です。葉は大きな円形で、10個ほどに掌状深裂し、葉縁に荒鋸歯が有ります。夏~秋に、円錐花序を伸ばし、筒状花だけから成る頭花を咲かせます。 一般名:ヤブレガサ(破れ傘)、学名:Syneilesis palmata、生息分布:日本~朝鮮半島、生息分布:本州~四国、九州、環境:林内、チョウセンシオンチョウセンシオン(朝鮮紫苑、学名:Aster koraiensis)は、朝鮮半島固有種で、キク科シオン属の多年生草本です。チョウセンヨメナ(朝鮮嫁菜)や、Korean starwortとも呼ばれます。 夏~初秋に、茎先から暖房花序を伸ばし頭花を咲かせます。舌状花は青紫色で、管状花は黄色い。日本には観賞用として渡来し現在では帰化植物とされます。 日本にはミヤマヨメナ(深山嫁菜、学名:Aster サイハイランサイハイラン(采配蘭、学名:Cremastra appendiculata var. variabilis)は、日本、朝鮮半島、中国原産で、ラン科サイハイラン属の多年草です。北海道~九州の山林に自生します。球根のような偽球茎は2cm程の卵形をしています。葉は皮質の長楕円形で3脈があり、1,2枚しか生えません。初夏に偽球から総状花序を伸ばし、薄紫色の細長い花を下向きに10~20輪咲かせます。花はハタチチコグサチチコグサ(父子草、学名:Gnaphalium japonicum)は、日本、朝鮮半島、中国原産で、キク科ハハコグサ属の小さな多年生の野草です。山野の草地に自生します。春~秋に、花茎先端から灰褐色の管状花のみから成る頭花を多数束生して咲かせます。頭花の基部には放射状に3~4枚の苞葉が取り巻きます。 同属の花に、頭花が黄色いハハコグサ(母子草)があります。似た名前で異属に、オオバコチチコグサ(大葉子サネカズラサネカズラ(実葛、学名:Kadsura japonica)は、朝鮮半島、中国、台湾、日本原産で、マツブサ科サネカズラ属の常緑蔓性本木です。別名でビナンカズラ(美男葛)、ビジンカズラ(美人葛)、ビンツケカズラ(鬢付葛)とも呼ばれます。 関東~沖縄の温暖な山野の林縁に生えます。 蔓長3m~7mになり、他の木や金網のフェンスなどにつるで巻き付いています。樹皮は灰褐色で古くなるとコルク質で覆われます。 若 ヒトエグサ ヒトエグサ(一重草、学名:Monostroma nitidum)は朝鮮半島,中国、日本原産で、ヒトエグサ科の海草です。本州~九州までの太平洋沿岸で潮間帯の岩上に付着しています。主として食用としない海草は別目の植物です。体が1層の細胞からなるのでヒトエグサと呼ばれます。葉色は緑色です。用途は佃煮原料、味噌汁、スープ、天麩羅、佃煮などがあります。 一般名:ヒトエグサ(一重草)、学名:Monosオキナグサオキナグサ(翁草、学名: Pulsatilla cernua )は、日本、朝鮮半島、中国原産で、キンポウゲ科オキナグサ属の多年草です。日本では本州~四国、九州の山地の草原に自生します。花茎や葉など全体が白毛で覆われています。春に、茎先先端に暗紅色の花を1輪咲かせます。花(実際には、萼)は、開花時には下向きに咲き、咲き進むにつれて、徐々に上を向きます。花名は全草や種子に白毛があることを老人(翁)の白カリガネソウカリガネソウ(雁草、雁金草、学名:Tripora divaricata)は日本、朝鮮半島、中国の東アジア原産で、シソ科カリガネソウ属の多年草です。日本では北海道~本州、四国、九州の山野の林縁や野原に自生します。別名で、ホカケソウ(帆掛草)、英名でblue mist spiraea、Triporaと呼ばれます。草丈は60~80 cmで茎に4稜形があります。葉は長さ8~13 ㎝の広卵形で葉縁に鋸歯があイヌザクライヌザクラ(犬桜、学名:Prunus buergeriana)は、日本、朝鮮半島原産で、バラ科サクラ属イヌザクラ種の落葉高木です。白花を咲かせるのでシロザクラ(白桜)とも呼ばれます。本州~四国、九州の山地に自生します。春に総状花序を伸ばし白い小花をたくさん咲かせます。花序長は8cm程になりますが、花序の枝に葉はつきません。 イヌザクラ(犬桜)、学名:Prunus buergeriana、分類名:コガネバナコガネバナ(黄金花、学名:Scutellaria baicalensis)は、ロシア、モンゴル、中国、朝鮮半島原産で、シソ科タツナミソウ属の多年草です。夏~秋に、匍匐した茎先から伸ばした穂状花序に紫色の小さな唇形花を咲かせます。性質は耐寒性と耐乾燥性に優れますが、多湿性は弱いです。コガネバナというと黄金色の花を咲かせそうですが、黄色いのは根の色で、この部分が漢方薬の原料「黄芩」となります。陽が当たカラコギカエデカラコギカエデ(鹿子木楓、学名:Acer ginnala var. aidzuense)は、日本、中国、朝鮮半島原産で、ムクロジ科カエデ属のカエデです。低山の湿地(ヤチ)に自生します。 葉はカエデか科特有の掌状ではなく、卵状楕円形をしています。 晩春~夏に、枝から円錐花序を伸ばし両性花と雄花が混ざった小さな淡黄緑色の小花を咲かせます。 花後に成る果実はピンク ~赤いプロペラ型をしています。葉は秋にセンボンヤリセンボンヤリ(千本槍、学名:Leibnitzia anandri)は日本、朝鮮半島、中国原産で、キク科センボンヤリ属の多年草です。春に咲く春型と、秋に咲く秋型があります。センボンヤリというのは秋型の方です。春型は花色が紫色のものがあります。 又名:センボンヤリ(千本槍)、分類名:植物界被子植物真正双子葉類キク目キク科センボンヤリ属センボンヤリ種、葉形:長楕円形、葉縁:羽状中裂、【春型】花茎高:5キエビネキエビネ(黄海老根、学名:Calanthe striata)は日本、朝鮮半島、中国原産で、ラン科エビネ属のエビネ(海老根、ebine)の春咲き原種です。4~5月に地上でエビネより少し大きい黄色花を咲かせます。 一般名:キエビネ(黄海老根)、学名:Calanthe striata、又名:Ki-ebine、Siebold's hardy calanthe orchid or Siebold's haツガツガ(栂、学名:Tsuga sieboldii)とは、日本~朝鮮半島原産で、マツ科ツガ属の常緑針葉高木です。本州の関東~四国、九州の山地の尾根などの急斜面に自生します。 樹高は、30~40 m、胴周囲は1m、樹皮は赤茶色で縦に裂けめが入ります。葉は深緑色で、葉長さ1~2 cm、葉幅0.2 cmの針状をしており、螺旋状に互生して付きます。雌雄同株です。 モミ(樅、学名:Abies firma)と似てオヘビイチゴオヘビイチゴ(雄蛇苺、学名:Potentilla anemonifolia)は、日本、朝鮮半島、中国原産で、バラ科キジムシロ属の這性多年草です。茎は地面を這うように生えます。根生葉はカエデのような掌状をしており、茎葉は3出複葉です。茎先から集散花序を伸ばし、春から初夏に黄色い五弁花を沢山咲かせます。花弁はハート形をしています。 一般名:オヘビイチゴ(雄蛇苺)、学名:Potentilla anem アマクサシダアマクサシダ (天草羊歯、学名:Pteris dispar)は、日本、朝鮮半島、台湾、中国原産で、イノモトソウ科イノモトソウ属の常緑多年性シダ植物です。本州関東以南~四国、九州、琉球の人里~山麓に自生します。草丈60 cm程です。側羽片の裂片が左右不対照です。 一般名:アマクサシダ (天草羊歯)、学名:Pteris dispar、分類名:植物界シダ植物門シダ網ウラボシ目イノモトソウ科イノモトイワオモダカイワオモダカ(岩沢瀉、学名:Pyrrosia hastata)は、日本~朝鮮半島原産で、ウラボシ科ヒトツバ属の常緑性多年生植物の着生シダです。山野の湿った幹や岩上に自生します。葉は鉾型をしています。シダなので花は咲かず、葉裏に胞子嚢を付けます。胞子嚢は若葉では黄色、老葉では黒くなります。 一般名:イワオモダカ(岩沢瀉)、学名:Pyrrosia hastata,、分類名:植物界シダ植物門シダ網ナツハゼナツハゼ(夏櫨、学名:Vaccinium oldhamii)は、日本、朝鮮半島、中国原産で、ツツジ科スノキ属の落葉低木です。日本北海道から九州の山地の林縁に自生します。夏にハゼノキに似た紅葉が見られることが名前の由来ですが、ハゼノキとは科も異なります。初夏に枝先から総状花序を伸ばし下向きにたくさんの小花を咲かせます。小花は花径0.5cm程で花冠先端は5浅裂し外側に反り返ります。 一般名:ナツウラジロガシウラジロガシ(裏白樫、学名:Quercus salicina)は、朝鮮半島、台湾、日本原産で、ブナ科コナラ属の常緑広葉高木です。日本では宮城県・新潟県以南~九州、沖縄に自生します。雌雄同株で穂状花序を伸ばします。名前は葉裏が白いことに拠ります。どんぐりは2年目の秋に成ります。木材は硬く緻密、白蟻にも強いので建築材として使われます。 一般名:ウラジロガシ(裏白樫)、学名:Quercus miyミシマサイコミシマサイコ(三島柴胡、学名:Bupleurum stenophyllum)は、日本、中国、朝鮮半島原産で、セリ科ホタルサイコ属の薬用多年草です。本州~四国、九州の山野に自生します。晩夏~秋に、枝先から複散形花序を出し黄色い小花を多数散形花序い咲かせます。根は生薬「柴胡(SAIKO)」の材料に使われ、解熱や鎮痛効果があります。 一般名:ミシマサイコ(三島柴胡、学名:Bupleurum steニワトコニワトコ(庭常、接骨木、学名:Sambucus sieboldiana var. pinnatisecta)は、日本、朝鮮半島、中国原産で、レンプクソウ科ニワトコ属の落葉低木です。北海道~九州の山野に自生します。木全体が有用な成分を持っているので昔から庭に植えられています。春に円錐花序を伸ばし白い小さな花を咲かせ、夏に赤い小さな果実を実らせます。 使用部位は、若葉や蕾は食用に、材は杖や細工物に、果ガマズミガマズミ(蒲染、学名:Viburnum dilatatum)は、日本・朝鮮半島・中国原産で、レンプクソウ科ガマズミ属の耐寒性落葉広葉低木です。日本では、北海道南西部~本州、四国、九州の山野の日当たりの良い林縁に自生します。別名で、学名のビバーナム(Viburnum)や、英名のCranberry tree、Japanese bush cranberry、中国名では莢蒾(キュウメイ)と呼ばれます。ガマヤマブドウヤマブドウ(山葡萄、学名:Vitis coignetiae)は、日本、朝鮮半島、サハリン原産で、ブドウ科ブドウ属の蔓性落葉蔓性低木です。日本の北海道~本州の冷涼な山地に自生します。勢いよく蔓を伸ばし他の樹木などに巻き付きます。新芽は紫色をしています。雌雄異株です。初夏に葉と対生して花序を伸ばし、小さな黄緑色の花を密に咲かせます。花弁は5枚ですが開花時に脱落します。花後に房状の液果を成らせます。果実セッコクセッコク(石斛、学名:Dendrobium moniliforme)は、日本、朝鮮半島、中国原産で、ラン科セッコク属の耐寒性多年生着生植物です。 本州(岩手県以南)~四国、九州、沖縄の森林の岩上や老木に着生する小型の蘭です。草丈は10~25 cmです。 茎は根際から多数束生します。晩春~初夏に、花茎先端から白又は桃色の芳香のある花を1~2個咲かせます。 萼弁3個、側花弁2個はいずれも長さが2.5cイイギリイイギリ(飯桐、学名:Idesia polycarpa)とは、日本、朝鮮半島、中国、台湾原産で、ヤナギ科イイギリ属の落葉高木です。 1属でイイギリ属を成します。 春〜初夏に、黄緑色の花(実際は萼)を咲かせます。花弁は無く、5枚の黄緑色の萼片が花弁のように見えます。秋に枝一杯にたわわな赤い房状の果実を成らせます。葉が落ちた後の赤い果実はフラワーアレンジメントの素材とされます。 花名の由来 花名は、 ダンコウバイダンコウバイ(檀香梅、学名:Lindera obtusiloba)は、日本、中国、朝鮮半島原産で、クスノキ科クロモジ属の落葉広葉低木です。日本では、関東以西の本州~四国、九州の山地い自生します。葉の展開前に、芳香のする黄色い花を枝に密集させて咲かせます。花はサンシュユと似ていますが、開花時期が遅いです。同属の花にアブラチャンがあります。葉は広卵形で3浅裂し、最初は緑色ですが、秋に黄葉します。枝に芳イヌゴマイヌゴマ(犬胡麻、学名:Stachys aspera var. hispidula)とは、日本、朝鮮半島、中国、ロシア原産で、シソ科イヌゴマ属の多年草です。別名で、「チョロギダマシ」と呼ばれます。 日本では北海道~本州、四国、九州の湖沼岸などの湿地に自生します。 草丈は、40-70 cmで、茎は直立し、4陵があり、下向きに毛が生えます。 葉は細長い披針形で、長さ3-9 cm、幅1-2.5 cmで、タムラソウタムラソウ(田村草、学名:Serratula coronata subsp. insularis )は、日本、朝鮮半島原産で、キク科タムラソウ属の野生の多年草です。本州から四国の山野に自生します。別名でタマボウキ(玉箒)とも呼ばれます。 草丈は30~150cmです。葉は羽状全裂で互生して枝に付きます。直立した茎の先端から、8月~10月に頭状花序を出し花径3-4cmの紅紫色を付けます。 アザミとタノコギリソウノコギリソウ(鋸草、学名:Achillea alpina)は、日本、朝鮮半島、中国原産で、キク科ノコギリソウ属(アキレア属)の多年草、宿根草です。北海道~本州の亜高山~高山の草原に自生します。茎は良く分枝します。夏~秋に、茎頂と葉腋から散房花序を伸ばし頭状花を咲かせます。葉は、緑色をして細くギザギザしています。 花は、切花やドライフラワーに使われます。頭花は1 cm未満のは舌状花で5~7枚付けますヒゴタイヒゴタイ(平江帯、学名:Echinops setifer)は、日本・朝鮮半島・中国原産でキク科ヒゴタイ属の多年草です。日本の西日本~九州、朝鮮半島南部に自生します。葉はアザミの葉のように細長く羽状深裂(ギザギザしている)しています。葉は硬く葉縁に短い刺があります。8月から9月に日当たりの良い山野で、小さな瑠璃色の頭花が多数集まった球状の花を咲かせます。花径は5~8 cm程あり、花色は瑠璃色のみですミソハギ秋の燃えるような紅葉が美しい! ミソハギ(禊萩、学名:Lythrum anceps)とは、日本~朝鮮半島原産で、ミソハギ科ミソハギ属の耐寒性多年草です。別名で、ボンバナ、ショウリョウバナ(精霊花)とも呼ばれます。日本では、北海道、本州、四国、九州の全国の湿地や水際などの水辺で、日当たりの良い場所に自生します。 草丈は100~130 cmで、お盆の時期に生えます。 四角い断面の、すらりとした茎のキャラボクキャラボク(伽羅木、学名:Taxus cuspidata var. nana)とは、日本等が原産で、イチイ科の常緑低木「一位(学名:Taxus cuspidata)」の変種です。英名では、Dwarf Japanese yewと呼ばれます。 日本海側の多雪地帯の亜高山〜高山に自生します。 樹高は50〜200cmで、樹木は斜に立ち、根元から分枝して横に大きく広がります。 葉は螺旋状に付き鋸歯は無くママコノシリヌグイママコノシリヌグイ(継子の尻拭い、学名: Persicaria senticosa)は、日本、朝鮮半島、中国など東アジア原産で、タデ科イヌタデ属の蔓性一年草の野草です。日本では北海道〜沖縄の全国の林縁や道端、水辺に自生します。茎は赤く4稜で下向きに鋭い棘が密集します。茎には三角形の葉が互生し、腎臓形の托葉があります。葉の裏面脈上に刺毛があります。長い蔓を伸ばし他の植物に絡みついて増長します。春に、ヒロハツリバナヒロハツリバナ(広葉吊花、学名:Euonymus macropterus)は、日本、朝鮮半島、中国、東シベリア等の東アジア原産で、ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木です。葉は長楕円形で先が尖り対生に付きます。新枝の時は詰まっているので羽状複葉に見えます。春に、葉腋から花柄を伸ばし淡緑色の花を吊り下げます。花弁や雄蕊、萼片はそれぞれ4個づつあります。秋に4個の翼が付いた赤い果実を10数個吊り下げます。果サギソウ花名に「鳥」サギソウ お城も サギソウ(鷺草、学名:Pecteilis radiata)とは、日本、朝鮮半島、台湾原産で、ラン科サギソウ属の多年草です。別名で、サギラン、英名で、White Egret Flower、 Fringed Orchid、 Sagisoとも呼ばれます。日本では、本州、四国、九州の低地湿地に自生します。 茎丈は20〜40cmです。葉は根生葉で線形、互生して付きます。 7〜 ナルコユリナルコユリ(鳴子百合、学名:Polygonatum falcatum)は、日本、朝鮮半島、中国などの東アジア原産で、キジカクシ科の多年性山野草です。葉は花と比べると大きく、笹葉に似ており、互生して付きます。弓状にしなった花茎に沿って合着した淡緑色の筒状花を4〜5個束にして下垂して咲かせます。花後に球状の緑色をした果実が成り、秋に黒熟します。新芽を山菜に、根茎を生薬に利用されます。 アマドコロ属の仲キツネノボタンキツネノボタン(狐の牡丹、学名:Ranunculus silerifolius)は、日本、朝鮮半島、中国、インド、インドネシア、ブータン等の東アジア原産で、キンポウゲ科キンポウゲ属の野性の多年草です。日本全国の湿地に自生します。根生葉は3出複葉で互生します。春~夏に、葉腋から疎らな総状花序を伸ばし黄色い光沢のある5弁花を咲かせます。花後に金平糖状の集合果が成りますが、分果の先は外側にかぎ状に曲がり 他の特集美しい花種類一覧純白の花を咲かせる ツバキ アルバ・プレナ(椿 Alba Plena 、学名:Camellia japonica cv. Alba Plena)、同じく純白の花を咲かせるサギソウ(鷺草、学名:Pecteilis radiata)、鮮桃色のミカワツツジ(三河躑躅、学名:Rhododendron obtusum Planch. var. mikawanum)は見惚れるほど美しいです。 美しい花種特集 花名に「スポーツ・ゲーム・おもちゃ・トイ」特集 「スポーツ・ゲーム・おもちゃ・トイ」 囲碁、風船、手毬、サッカー、タイコ、【特集】9月の銀色の植物【特集】9月に咲く銀色の花(9種) 9月の銀色の花と言っても花被片が銀色というより葉が銀色で目立つものを集めました。ウの花日本語の花名の頭文字が"ウ"で始まる花を集めました。"ウ"から始まらないものでも、別名が"ウ"から始まるものを含みます。詳細は新「かぎけん花図鑑」でご確認ください。花ではなく赤い魚が表示されている写真は画像準備中です。特集 11月の橙色の花11月の橙色の花 11月に咲いている橙色の花は、52種類ありました。 ベニヒモノキやキャットテール、菊 泉郷光輪、彩胡三枝、菊>大菊>管物、菊 だるま管物、懸崖作り 菊>小菊、丁子 菊>中菊等の各種キク(菊)、ボケ、ウナズキヒメフヨウ、ハナキリン、エリカ・クリスマスパレード、サンゴアブラギリ、エリカファイヤーヒース、パフィオペディルム、ベニバナボロギク、グロキシニア有毒植物(毒草)有毒植物とは 日本3大有毒植物には、ドクウツギ(毒空木)や、鳥兜、毒芹があります。その猛毒度は他の追随を許しませんが、他にも毒性のある植物がたくさんあります。 植物全体でみると無毒な植物より有毒なものの方が多いかもしれません。 また、有毒植物は薬にもなるものが多いので複雑です。 有害な毒素の成分は様々ですが、例えばツツジ科の植物の葉にはグラヤノトキシン(Grayanotoxin)という植物